こんにちは。
昨日の話しの続きを簡単にまとめてみました。
興味がある方は読んでみてくださいね

◉「瞳」と「眸」の違い
「瞳」は瞳孔そのもの。
「眸」は見開いた目の状態。
◉「目」と「眼」
「眼」は眼球に関して。ex.眼球、眼科など。
「目」は目まわり全般を指す。目の態様をしたもの全部。
ex.目が良い、目が悪い、見た目が良い、良い目を見た、台風の目、魚(うお)の目、賽の目、碁盤の目など。
◉「硬い」「固い」「堅い」の違い
「硬い」=軟らかいの反対語。客観的な度合い。
ex.硬度、硬い絆、口が硬い
「固い」=ゆるいの反対語。物体の度合い。
ex.固い友情、固い握手
「固まる・固める」という動詞に変化している。
「堅い」=もろいの反対語。人間関係の度合い。
ex.堅い守り、堅苦しい
◉「聞く」と「聴く」
「聞く」=耳に入ってくる音全般。ex.店に流れている音楽が聞こえる。
「聴く」=意識して聴く。ex.レコードをかけて音楽を聴く。
◉「悲」と「哀」
「悲」=喜ぶの反対語。嘆く。主観的。ex.祖母が死んで悲しい。
「哀」=楽しいの反対語。憐れむ。客観的。
ex.友人のお母様が無くなって哀しむ。
◉「嫌」と「厭」
「嫌」=好きの反対語。(「無関心」は「愛」の反対語)。嫌い。
ex.嫌よ嫌よも好きの内。生理的に嫌い。
「厭」=飽きていやになる。厭世観(えんせいかん)=世の中がいやになる。
この話題飽きたからっ厭!って言わないで、
もう少しだけ付き合って下さいね。
◉「充分」と「十分」
「十分」=割合を示す。十二分に。ex.桜が八分咲きなどの意味の十分。
「充分」=分相応の充足を表す。ex.部長の職務を充分に果たす。
◉「寂しい」と「淋しい」
「寂しい」=客観的な静けさ、人気の無い様子。
「淋しい」=自分の感情面に関して。主観的な表現。
すべて『寂しい』で表すのは大丈夫だが、
すべてを『淋しい』で表すのは間違いらしいです。
元来「淋しい」には、さびしい、という意味が無かったそうで、静かな水音などを表現する漢字であったものが、「寂しい」と並べて使われるようになったとのこと。
◉「怖い」と「恐い」
「怖い」=主観的な嫌悪感などを表現する時に使う。
ex.あの人怖い、肝試しは怖いから嫌!など。
「恐い」=「平気」の反対語。客観的で他人にもその状態が理解できること。
ex.戦争は恐い。強盗は恐い。
ノートを読み返すとざっとこんな所でした。
この方、元高校の国語教師だったのであながち間違いではないんでしょうけど、一度説明をしたら完璧に理解していると思われる方なので、こっちはメモを取るのに必死でした


次に会う時は話題を変えないと

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