私の父は幼少期に風邪をこじらせたことをきっかけに喘息となりました。病院にかかり、吸入などの治療もおこないましたが、成人後も治る気配はなし。
詳細は忘れましたが、紆余曲折を経て東洋医学に興味を持ち、どっぷりとつかっていきます。なんとなく察しはつきますが、あちこち病院にかかっても一向に良くならない状況に嫌気がさしたのだと思います。(ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、故・福島弘道先生の治療も受けたことがあるそうです。福島先生の鍼は劇的に効いたとか)
私が幼いころには玄米菜食を中心とした食事療法を初め、鍼灸や漢方などがとても身近にありました。そういうわけで、気や東洋医学というものになんら違和感なく育ってきました。この父がいたから、私は神秘行にかかわることになったのだと思います。父は教育に非常に厳しく、思い込みが強い性格なので幼いころは色々と辛い思いをしました。が、神秘行に出会えたことはこの父ありき、なので感謝しています(※)。
ちなみに、東洋医学の気の理論をすんなりとうけいれた父ですが、一方で非常に現実的なところがあって宗教や神秘行の類には一切興味を示しませんでした。家庭の事情で、幼いころから大変な苦労をしたそうなので、その影響なのかもしれません。親子といえど、そういった個性の相違は経験や性格が反映されるんでしょうね。
※ 神秘行に関わることが万人にとって幸せなことだとは思っていません。あしからず。