どうも、ゼロです

 

今日はいつもよりかは非常に涼しいくらいの日でしたね〜

おかげで体調が非常に悪い状態でございます…w

 

さて、そんなこの日に因んだ映画を紹介しましょう!

(※今回はネタバレをします)

 

 

ビルマの竪琴

(1956年)

 

「東京オリンピック 1964」「野火」「金田一耕助シリーズ」などの監督された市川崑監督

「ゴジラシリーズ」でお馴染みの伊福部昭先生

竹山道雄先生原作小説の「ビルマの竪琴」を映画化

 

さて、それでは内容を見ていきましょう

 

 

 

 

ビルマの戦線でちょっと変わった日本の兵隊が居た

 

そこの隊の井上隊長(三國連太郎)は音楽学校出の若い音楽家であり、その隊は苦しい時や退屈なときには必ず合唱をしていました

 

 

そして、その隊にはビルマ人が弾く竪琴に真似た楽器を作った物がありました

その楽器を弾くのは水島上等兵(安井昌二)

彼はこの隊に入って音楽と言うものに初めて知ったのだが元来天分があったとみえてみるみる上達をしていったわけです

そして、水島は非常にビルマ人に似ていることがあり隊の中で重要な人物でした

 

そんな彼らの隊も苦戦を強いられ山から山へと逃げていた時です

 

 

ついに日本は敗戦し、その3日後に英軍から敗戦を知らされ復興のために生き延びようと彼らは受け入れ捕虜となった

 

 

 

捕虜となった彼らは英兵からムドンの収容所に送られること、まだ抵抗を続けており降伏をしなければ徹底抗戦と言う状態になっている日本軍が居る事を知らされる

 

英兵と井上隊長が話し合った結果水島がその日本軍に説得して降伏させる使者になり隊と離れることになる

 

 

ムドンの収容所に行った彼らは水島の帰りを待ちながら働いたり歌ったりをしていた

 

そんな彼らが橋を作っているときにビルマの僧とすれ違う

 

その僧は非常に水島に酷似していた

 

それ以降も水島の伴奏を真似た竪琴弾きの子供が現れたりして水島の生存を感じさせていた

 

 

そして、いつもの様に合唱をしているとどこからか水島の弾く竪琴が聞こえてくる

 

隊のみんなは竪琴がどこから聞こえるかを探す

 

音は仏像の中から出ている事に気付きみんなが水島の名を呼ぶ

 

中にいるビルマ僧は水島で一人一人の久しぶりの声に胸が締め付けられる気持ちになりながら顔を会わせなかった

 

 

水島が生きているかもしれないと思った彼らの前に3日後に帰国の知らせが入る

 

彼らは喜んだ、だがいつか仲良くしてくれる地元のおばあさんから貰ったオウムに隊長が覚えさせた

「おーい、水島、日本に帰ろう」

と言う声を聞きどうにかして水島も一緒に日本に帰る方法を考えた

 

歌えば来てくれるんじゃないかと思い立ち精一杯大声で歌い続ける

 

だが、水島に似た僧は来なかった

 

その最中に地元のおばあさんがあいさつと商売をしに来た

そこで一人がオウムを持ってそのおばあさんに水島に似た僧に会ったら渡してほしいと頼む

 

 

そのおかげで水島に似た僧がやって来た

 

隊のみんなはやや疑問を持つが「はにゅうの宿」を歌い始めるとついに僧は竪琴を持ち彼らの聴きなれた伴奏をする

 

合唱が終わると水島はそのまま口を開かず竪琴で「仰げば尊し」を弾き、隊から去っていく

 

 

ついに帰国の日、お別れを言いにおばあさんがやってきて

「あぁ、やっぱり自分は、帰るわけにはいかない」

と言う言葉を覚えたオウムと水島からの手紙を渡され隊長は帰国のための船に乗った時に読む

 

それは隊から離れた時からの出来事と水島の本心が書いてあるものだった

 

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水島はなんとかその日本軍と合流をし、敗戦したこと、だから無駄な戦いを続ける必要はないことを伝える

 

だが、抵抗を続ける日本軍はそれらを信じないで徹底抗戦を望む

 

 
水島上等兵はなんとか攻撃を辞めさせるために竪琴に白い布を付け白旗の様に見せたそれを英軍に見せようとするが日本軍はそれを辞めさせようとしている最中に英軍からの攻撃が開始
 
水島上等兵以外全員が戦死してしまう
 
生き残った彼も攻撃によってボロボロになりながら隊長たちの居るムドンに向かおうとするが倒れてしまう
 

 

運よく倒れた場所を通っていた僧によって水島は助けられる

 

 

水島は救ってくれた僧の服を使い髪を剃りビルマ僧を装ってムドンに向かう

 

 

その旅は長く水島の考えを覆すほど辛いものになった

 

靴が無いから足はぼろぼろに、そして道中日本兵の死体がそのままになってワシについばまれてしまっている様を見てしまう

あまりにもそんな景色に出くわしてしまい気持ちが揺れていく水島

 

誰がそのままにされた同胞を供養してくれるのだろう

そう思った水島はもはや手放しに日本に帰ることは出来なくなっていた

 

水島はビルマで散っていった彼らを供養するために僧となって残ろうと決めていたのだった

 

ただ、水島はムドンで改めて彼らに会ってから心が揺らぎ日本に帰りたいとも考えたが誰が供養をするのかと思いついに水島は正式に僧になったという事が書かれていたのです

 

手紙の内容を知り、みんなは帰ってから何をするかを語り合いながら帰国をするのでした

 

 

 

 

さて、今回はガッツリネタバレしてしまったわけですがしたとしても今作は素晴らしい作品だと思います

 

元々は小説ではあるものの音楽がキーになっていたりとするので映画化して本当によかった作品だなぁと個人的に思います

 

そしてこう言った戦争ものでは結構珍しい悲しい終わり方ではあるんですがキャラクターが結構脱力気味だったりと面白いので結構観やすいなぁと思っています

 

今作は85年に同監督がリメイクをしているのですが、市川崑監督曰く「ビルマの土の赤さを表現したかった」と言うこともあって改めて監督をしたという話だそうです

 

さて、そんな今作は65年前、そして終戦から76年経ったわけですがこういった出来事を忘れないように伝えていく尊さや重要性は忘れないようにしたいですね

 

では!!