どうも、ゼロです
さて、今日はどんな映画を紹介しようか
悩みますねぇ〜
夏を感じる頃になりましたからね
「アタック・オブ・ザ・キラー・トマト」
とか…
「悪魔の毒々モンスター」にしようかなぁ
!!
怪獣情報に新着があるぞッ!!(高揚)
なになに?キングコングにゴジラが暴れてる!?
そう言えば皆様、キングコングとゴジラは過去にも戦ったことがあるんですよ!(自然な導入)
そうだ、その話を今回はしましょう!
キングコング対ゴジラ
東宝創立30周年の1962年に公開された今作
ゴジラシリーズ3作目となる今作は第1作目の「ゴジラ」とは違い明快で娯楽性の高い作品になってます
今作はかなり特徴的な作品になっているのでまず、なぜキングコングとゴジラが戦うことになったかを制作的に説明しましょう
まず、皆様はウィリス・オブライエンという方を知っていますか?
「ロスト・ワールド(1925)」や「キングコング(1933)」の特撮を担当された
ストップモーション・アニメーションの先駆者と言われる人です
彼は残念なことに60年代に近づくにつれ仕事にも恵まれなくなってしまっていました
そんな彼はキングコングをなにか出来るんじゃないかと思い「キングコング対フランケンシュタイン」という企画を作っていました
その企画をキングコングを世に出した映画会社のRKOは彼にも伝えない形で「キングコング対プロメテウス」というものに変えて東宝に売り込んだんですね
当然ウィリスはひどく落胆したそうです
さて、どんな形であれこうして東宝はキングコングを使うことが出来たわけですね
とは言ってもこの脚本に近い物を作らなければいけないわけです
その中でキングコングと戦えるのはゴジラしかいない!!となったわけです
そんな今作も東宝特撮映画の名メンバーである
本多猪四郎監督
円谷英二特技監督
田中友幸プロデューサー
伊福部昭先生
が参加しているんです
その中に脚本家の方が「ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃」の脚本をされていた関沢新一さんなんですが
今作が初のゴジラ作品なんですね~!
と言うことで、そんな「キングコング対ゴジラ」の物語に入りましょう!
TVが普及し始めた頃、パシフィック製薬もまたスポンサーとして番組を担当していたが視聴率に伸び悩んでいた
そんな中、いいネタがあるということで桜井修(演:高島忠夫)と古江金三郎(演:藤木悠)をピンチヒッターとして呼ぶんです
2人と宣伝部長の多胡部長(演:有島一郎)と共にその"いいネタ"を持っている薬学博士の牧岡博士(演:松村達雄)から話を聴きます
牧岡博士はソロモン諸島の1つファロ島に行きマタタビやチクマハツカなどの動物が異常な嗜好性を示す赤い実を発見した時、島民から"巨大なる魔神"の話を聴いたらしい
その話を一通り聞いたのちに多胡部長は2人でその"巨大なる魔神"を調査しに行くように命令
当然彼らは言われるままに船に乗ってファロ島まで行くんだ
ニッコニコでいいね!
さて、調査隊(通訳含めて3人)がファロ島に着くとすぐ島民がやってきて3人を囲むんだ
始めこそ「魔神が現れる危険な所だから帰れ」と結構追い出したがっていたんだけど、ラジオやタバコをあげて島民と仲良くなるんです
でも、島民が言っていた通りファロ島は相当危険な所なんです!!!
例えば大トカゲが出たり!!!!!
大タコが出てきたり!!!!!
話しは変わりますがこの大ダコは実際に生きたタコとストップモーションを使い分けて映像が出来ているので結構見応えがあります!
・・・さて、話は戻って
"巨大なる魔神"のキングコングもいるし!!!!
なんで?(素朴な疑問)
とにかく!そんなコングは大ダコと戦った後、島民が赤い実をすりつぶして作った赤い汁を飲み眠ってしまう
ファロ島で伝えられていた"巨大なる魔神"の正体を知った2人はなんとかキングコングを日本まで持って帰ろうとする
さて、時を同じくして北極で氷が溶けていっている原因を探っていた潜水艦のシーホーク号は光る氷山を見つける
その光と言うのは原発なんかで見られる光と言われているチェレンコフ光に非常に似ていた
シーホーク号は即座にその氷山の調査をしようと近づく
そうすると氷山から異変が起こってしまう!!
なんと、その氷山と言うのが前作「ゴジラの逆襲」で氷に閉じ込められたゴジラが埋まっていた場所だったんだ!!!!!
ゴジラは帰省本能からか日本に向かって行く
さて、場面が変わってキングコングは大きなイカダに乗せて船で引っ張って日本まで近づこうとしていた時目覚めてしまって大暴れ
桜井と古江は四方に置いておいたTNT爆薬をやむなく爆破
イカダは木端微塵
当然キングコングだって無事なわけが・・・・・・
無事だぁ~!!!!知ってた!!!
日本の近くで拘束が解けたキングコングはゴジラの存在を本能的に察知、ゴジラに惹かれるように向かって行くコング!
ついに世紀のタイトルマッチが始まろうとしていたのです!!!
と言う感じです
どうです?僕はこの映画大好きで、登場人物が濃ければゴジラやキングコングのアクション一つ一つがかなりコミカルに表現されていて、キャラクター性を引き出した作品なんじゃないかって思っています
今作はゴジラシリーズで初のカラー映画である上に初めて国外上映されたゴジラ映画なんです
色々と挑戦をした今作、凄いことにゴジラ映画の中で一番の観客動員数を獲得しており、その人数
1255万人!!!!!!めっちゃ多い!!
凄いですよね!!
まぁ、そんな中でもキングコングなの?みたいな意見とかあったらしいですけどね
でも、ほら!
ヒロインを手に握った状態で国会議事堂に登ったり
拘束されたり、劇中にあった大タコとの対決とか、キングコングを見せ物にしようとしていたところとか結構本家のオマージュが多く入ってるんですよね~
それに、2017年に公開された「キングコング:髑髏島の巨神」では逆に大ダコと戦うシーンのオマージュがあったりとか音楽も若干それを思わせるのがあったりとかする映画なんですね
そんな今作から59年経った2021年の明日7月2日に「ゴジラ VS コング」がやるということで
非常に楽しみです!!!!!
では!