どうも、ゼロです
最近尚更寒くなりましたね
僕は寒さに弱いので喉やら頭やら本当に色んなところが悪くなっております
皆様はいかがでしょうか?元気が一番ですよね
さて、今回は久しぶりのブログ更新!(ドラマ作品ばかり観てました・・・w)
かなり有名な映画監督の作品です!!
グレンとグレンダ
史上最低の映画監督と言われたエド・ウッドが1953年に世に出した長編デビュー作
ナレーターは1931年の作品「魔人ドラキュラ」のドラキュラ役で知られるベラ・ルゴシが担当、迫真の演技をみせます
えぇ、あのエド・ウッドさんです!
僕は正直この人の映画、嫌いじゃないです。面白いかは別ですが・・・w
さて、今作はこの時代ではかなり新しい内容でございまして、僕は結構衝撃を受けた作品です
まず、題材が「女装癖を持った男の苦悩」なんですね
結構雑に言ってますが、大体これかなって感じです
現在こそまだ理解している人が多くなっていると思いますが、53年の頃にこういう題材を扱ったのはなぜか
それは彼自身に関係があります
エド・ウッド自身が女装癖をもっており、第二次世界大戦中にあったタラワの戦いに参加していたそうで、その時も軍服の下にブラジャーとパンツを着こんでいて「殺されるよりも、負傷して軍医にばれる事の方が恐い」と言っていたそうです
そんな彼が監督と主演をした今作ですので結構リアリティがあるように感じてよかったです
ただ、エド・ウッドのよくやる「精神世界の表現」の難解さ、直接的に言えば「作ってる自分は理解してる」っていう感じの表現が多々ありまして、確かにベラ・ルゴシの演技力は流石ではありますが言っていることがよく分からなかったり、その「精神世界の表現」で現れる悪魔や資料映像(バッファローの暴走の映像記録)を理解できないタイミングで出してくる。と言うのもあってなかなか理解が難しいわけですね~
だからと言ってこの人の映画に対する情熱はもの凄くあると思います
純粋に技量が無かった・・・と言うか合わなかった・・・う~ん、でも映画関係にいる事が彼の幸せだったのかなぁ、なんて色々と考えちゃいますね
まぁ、もしエド・ウッドさんに興味を持ってもらえたならティム・バートン監督作品の「エド・ウッド」を見てもらうと分かると思います
(↑このジャケットのシーンは今作の名シーンの再現です)
この映画を観てからエド・ウッド作品を観る、というスタイルをすると楽しめるんじゃないかと思えます
まぁ、逆でも十分面白いですけどね
そんな感じで本当におすすめです
では!