大局観 自分と闘って負けない心 (角川oneテーマ21)/羽生 善治
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もう15万部売れたそうです。帯にそう書いてありました。

読んでいて印象に残ったのが「決断の速さが良いとは限らない」という話。

一つの局面で長考をする。勝負だけを考えれば、早めに決断して時間をあとに残した方が良いのかもしれないが、一つの局面を時間をかけて掘り下げていくことが、後々の血となり肉となるのだ。

囲碁棋士の張栩さんは長考しません。勝負どころの中盤や終盤のヨセに時間を残しておくためだそうです。

今はそれでも良いかもしれませんが、十年後は果たしてどうかと思ってしまいます。

羽生さんは年齢とともに衰える読みと磨かれる大局観の違いを把握しています。それも羽生さんの強さの秘訣なのでしょう。

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