
升田幸三の自伝を読んで以来、すっかり升田、大山、両氏のファンです。
というわけで解けやしない十五手詰まで書いてある詰将棋の本を買いました。
しかし、この表紙、この出版社の将棋に対するいいかげんな考え方が手に取れる。
まず、安い駒を使っている。
これは手元に良い駒がなかったのかもしれないから仕方ない。
次に駒の持ち方がおかしい。
ただ指のきれいな人に駒を持たせただけなんじゃないかと思う。しかし、プロでも秒に追われればなりふりかまってられないのでこんな風に指すこともある。
一番の問題は王手放置している。
自玉に王手がかかっているのに相手が指している。王手放置は即反則負け。こんなことは詰将棋においても有り得ない。
こんな表紙が通ってしまう出版社。
「おい、将棋の本出すんだったら、適当に駒並べて王手してる写真でも表紙にしとけ」ってか。
大山名人の名前でこんなことをしてもらっては心中穏やかではないね。