今は昔竹取の翁といふものありけり。

…じゃなかった。今となっては昔のことだが、僕がまだ中1だった頃は英語が一番苦手科目でした。中1のときの国語の先生はおもしろい女の先生で授業中によく「学校へ行こう」の話をしてました。で、その先生が上の文を読んだときに、

「平安時代に今となっては昔のことだがってどんだけ昔やねんちゅう話やけどな。」

と言ったのを今でも覚えてます。その辺の記憶力だけは無駄にいいです。

この話は英語が苦手教科だったのとは何も関係ありません。

で、英語が何で苦手だったかというとまず、be動詞と一般動詞の違いが全然分かりませんでした。この違いでつまずくってのはよくある話かと思います。がしかし、僕にとって一番意味不明だったのが三人称単数現在形。この日本語を理解するのに半年かかりました。

主語が三人称単数で現在形だと動詞にsが付きます。

「へぇー。ややこしいね。で、そのわけ分からん日本語は何?」

って感じでした。当時、12歳だった僕には三人称という概念が理解できませんでした。

自分のことを一人称、相手のことを二人称、第三者のことを三人称。だったら、Theyも三人称ではないか。しかし、Theyは三人称は三人称でも複数です。だから、動詞にsは付きません。一人称と二人称も単数と複数に分けることができますが、一般動詞は変化しないので、いちいち区別しません。というようなことが分かったのは中2になってからでした。中1のときはその辺は勘で解いてました。HeとかSheとかKenとかMikeはとりあえずs付けとけっていう感じで。

そんな紆余曲折を経て、中2の2学期頃には英語が一番得意な科目になってました。

というわけで、英語が苦手な人もあきらめないで頑張ってください!(誰?)