事業計画で大切なこと
仕事柄、資金調達の相談や投資家の紹介をしている関係で、
事業計画を拝見することが多くあります。
これまで、1000件近く見たのではないでしょうか。
正直に言いますと、しっかりと計画されて、良く出来た
事業計画書はほとんどありません。
・こうなればいいなぁという願望や、
・半永久的に続きそうな右肩上がりの売上計画、
・開業した初月からいきなり黒字の計画だったりと、
突っ込みどころ満載の事業計画書がほとんどです。
当然、事業を初めてやる方にとっては、リスクよりも
希望に胸を膨らませているので、ある意味仕方がないの
かもしれませんが、
事業は人生といっしょで、決して甘いものではなく、
良いことばかり続かないですし、予想もできない大きな
出来事が発生することだって少なからずあるわけです。
投資家や銀行だって、まだ始まってもいない事業に対して
どんなにスケールの大きな話をされても誰も信用しませんし、
どちらかというと、これまでの実績と経験、取引先、
貯金や土地などの担保を重要します。
日本の場合、それが現実です。
(ほんの稀に、変わった投資家さんはおりますが・・)
その上で、本当に実行できるのかを検討するわけです。
悲しいことに社長の人柄、性格、行動力などは、
二の次なのです。
・三年後には売上を10億にしますとか、
・会員を来年には1000人に増やしますとか、
・必ず、業界でNO.1のシェアを取りますとか、
それを言う前に、実績ある裏付けと根拠、そして
多くの成功体験が必要になります。
なぜなら、それがなければ実行できないのですから。
ビジネスは、確かに発想力も大事です。
ただ、事業を動かす実行力がもっと大事です。
どんな些細なことでも良いので、規模が小さくとも
構いませんので、まずは、小規模でも試してみて、
成功できれば、徐々に規模を拡大した方が懸命です。
何度も繰り返して、成功パターン、勝ちパターンを
如何に早く見つけるかが大事です。
どんな偉大な経営者でも、10事業をやって、
1つか2つしか成功などしません。
如何にして、失敗を最小限に抑えて、成功することが
できるか、それが一番大事なことだと思います。