WBCをみて、改めてチームワークが大切だと思った人も多いのではないでしょうか。

私もチームワークが大切だと思っているのですが。

チームワークといっても、これほど難しいものはないとも思っています。

確かに、彼らのような優秀なプロが揃っているのであれば、個々の力を結集し、
団結することで、その力が何十倍にもなり、大きなことを成し遂げることは、
出来るかもしれません。

ただ、一般的な中小企業の現状を考えると、それはなかなか難しいものです。

なぜなら、一人一人の能力にバラつきがあり、優秀な人材もあまりいないのが
現状だからです。

当然ながら、仕事とは、一人で出来るものではありませんし、アイデア一つとっても、
一人の社員生み出されるものには限界があります。

いろいろな能力のある人材が複数集まることで、それそれの能力や情報を共有し、
その力を合わせて1つの仕事を成し遂げていく中で、より良いものが生まれてくる・・・


”やはりチームプレーが大事だ”と思い、もっと社員や部署の結束力を高めようと
考えて実行しても、実際にはすぐに元通りになってしまう。

なぜなら、チームプレーとは、勝つための手段にすぎないからです。

チームプレーが大事だと言って、頑張ってやろうと思っても、チームプレー自体が
目的になってしまっては、成果がでないからです。

多くの場合、後者になるケースが多いからです。

例えば、よく陥りやすいのが、みんなで仲良くとか、相手を励ましあい、出来ない人が
いれば、誰かがカバーするといった必要以上の助け合い精神です。

本来、人をカバーすることは、大変なことです。
能力も、精神力も、スバ抜けていないとなかなか出来ないのです。

大抵、助け合っているようで、キズの舐め合いや人を助けたことで、自分の成果を
100%出し切れないでしまう。

チームワークの美談は、結局は結果が出てから、後から語られるものです。
結果がすべてではありませんが、物事の多くは結果で判断されます。

どうしても、カバーしなければいけない自体が発生すれば、中小企業であれば、
社長が何とかするしかないのです。

助けるのか、別の選択をするのか、それは、その時の経営者の判断ですが、
中小企業にとっては、チームワークより先にやらなければいけないことは、
自立した社員をどれだけ作れるのか、それが大きなキーだと思います。

もし、その自立した人間たちが、チームワークを発揮したときにこそ、
今までにない大きな成果が生まれるのだと思うのです。