価値は誰が決めるのか。


私が起業したときに、弊社が提供するサービスは、常に顧客の視点で提供すべきで、
そのサービスを提供することで、顧客と一緒に成長できれば、それが一番の理想である
と考えていたが、実際に起業して、サービスを開始すると、否が応でも、企業側の視点

でサービスを提供してしまうことがある。


今更ながら、”価値”というのは、提供する側ではなく、お客様にとっての価値であり、
売り手側にとっての価値ではないのだ。


どうしても、商売をしているとプロダクトアウトの視点が強くなる。


企業側の都合(論理や思想、感性・思い入れ、技術など)を優先するやり方を取ってしまいがちで、
“作ってから売り方を考える方法”といえる。


これは、やはり企業にとっての体力(財力面・人材面・組織等)や経験値も含め、一流ではない
証なのでしょう。


頭の中では、購買者の視点、ニーズを重視しようと考えはいるが、なかなか現実にできない
もどかしさはあるわけです。


確かに、売り手側がこれだけ苦労したから、大変な思いをしたからといって、それが受け手側の顧客に
とって、意味がないものであれば、それは「価値」ではない。


手間を掛けて行うサービスが顧客にとって重要であれば、価値になるし、それを評価しない人にとっては
無意味だ、ということだ。

 
結局は、価値を決めるのは、顧客であるという、実にシンプルな考え方を忘れてしまう。


乱暴な言い方をしてしまえば、こちら側が”高い”、”サービスが未熟だ”と考えていても、顧客が
満足していれば、それは、価値になる。


どうしても、予想外に上手くいったり、簡単に成果が出てしまうものほど、これは、お客様が価値だと
思っていると勝手に決め付けてしまい、強引なやり方をしてしまうこともある。

それは、楽だからというのが一番あっている気がしますが。。。


本当は、顧客によってどういうものに価値を見出しているのか?というのは、それぞれ違うわけで、
顧客ごとにサービスを変えるか、○○な価値を感じてくれる顧客のみをターゲットにして商売を
するかのどちらしかない。


ただし、その価値とは具体的に何か?


大まかに考えると”人間の欲求・欲望”が一番わかりやすい。


例えば、
・長生きしたい、ラクをしたい、きれいになりたいという欲求
・社会に認められたい、ステータスが欲しいという欲求
・自分らしさ、やりがいが欲しいという欲求


これを実現できるものを提供できれば、製品・サービスに対してお金を払う。

つまりは、その価値に対しての対価を支払うのである。


もし、自分の提供しているサービスや商品が、人の欲求に当てはまらないのであれば、
価値がないということになる。


顧客が望んでいることを見極めることも大切だが、それをどういう形で提供すれば、
より価値を見出せるのかを考えないと、難しいのかもしれないと感じるのです。