上司の仕事として、部下を育てることは、もっとも重要な仕事の一つだが、

上手く人を育てられない上司は、結構多い。


そういう人は、大抵ただし叱り付けるだけの指導か、奔放主義の人が多い。


確かに、部下の仕事ぶりを見ていると、イライラする気持ちはわかります。


私もそういう経験はありますので。



ただ、よくよく考えてみると部下の働きによって自分の成果も変わりますし、

ましてや、仕事の進め方は格段と楽になります。


そう考えると、一日でも早く戦力になってもらうことの方が、結果として望ましいのです。


ところが、数字の目標を達成しようとしているクセに、部下を上手く使わない。

上手く使えないくせに、小言が多い人は結構います。



たまに、俺は自分の上司から何も教わらず、自分の目と耳で仕事を覚えたというような

昔かたぎの方がいますが、その考え方には賛同できない部分があります。



体で覚えさせるようなやり方では、限界もあります。


例えば、訪問回数やアポ取りなど、著しく件数が減っている場合に、

件数が少ないから、明日から電話を100件増やせというような指示を出す人がいますが、

それは、部下のモチベーションと思考を完全に止めるだけですので、辞めた方がよいでしょう。


部下を正しく教えるなら、なぜ、件数が減っているのか、理由がまず何なのかを知ることが

先決です。それを知らなければ、正しいアドバイスはできません。


やっている本人は、毎日の事なので自分の訪問件数が減っていることは、十分理解しています。

彼が知りたいのは、その打開策や成功事例の共有です。


せっかく呼び止めて、話をするのであれば、打開策の一つぐらい教えられない人は、

上司としての器に問題があるのだと思います。



上司の一言によって救われたり、上達のスピードが上がるのであれば、やはりアドバイスする方が

良いと思うのです。