何か新しいことをやる時には、人はやる気に満ち溢れます。
当然ながら、新しいことを始めるのに、マイナス志向になる人はいないものです。
これは事業でも同じことです。
本業が伸び悩み、何かやらなければいけないと思った時に、新規事業なのか、既存の建て直しなのか、
どちらにしろ、何らかの手を打たなければなりません。
その選択肢の中で、新規事業を選ぶ方は、少数ではありません。
時にはフランチャイズなどの、成功モデルが確立しているからという理由で選ぶ人がいます。
私は、そういう相談を受けてきたので、そういう社長には、必ず同じ質問をします。
なぜ、それをやるのか?
それに対して、多くの社長は、全く新しいことを始めるには、ゼロベースでは難しい。
フランチャイズなら、ノウハウがあるから始めやすいというのが、多くの理由です。
楽だからやるというのは、本来どうなのかと思うのです。
そういう社長に限って、業態、競合、立地、人材などのあらゆる点で調べもせず、
本部に言われたことを信じて、取り組んでしまいます。
私がもし、飲食店を出すなら1ヶ月は立地から周辺調査、顧客の属性、車の台数から、
競合店舗調査など、あらゆる調査を自らの手でやることでしょう。
そして、やろうと思ったお店に何度も足を運んで、これでもか、というぐらい食べつくと思うのです。
それすら、やらない社長は、新しいビジネスをやっても必ず失敗します。
資金が有り余っているなら別ですが。。。。
また、失敗したらどうしますか?という質問には、
失敗したら、本業をもう一度力を入れればよいという答えが一番多いです。
例えば、新規事業をやることで、売上が3倍、5倍と伸びたとします。
その後、失敗してしまったので、そこから本業をやり直すといっても
実際には出来ません。
なぜなら、売上が倍になることは、設備投資から、人材への投資、銀行の借入れから、
物件取得費、リース代、ランニングコストを含めて、かなりの金額を投資してしまいます。
事業をやり直すといってもこれだけ投資をしてしまうと、戻す段階で、倒産すらしかねません。
確かに新規事業には、夢がありますが、リスクもあるということも忘れてはいけないのです。