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6月23日から7月3日まで、大阪のギャラリーIYNで開催される《MESSAGE展》の第一回展に、私の新作を出展します。
《抵抗の花》（縦26cm×横幅15cm）
木板に顔料、ウッドバーニング
今の時期に、反戦の絵を描かなければならないと考えていました。このようなテーマならば『世界に向けて描く』ということもできるようになりそうな感じがしています。
絵というのは、基本的に、論理ではなく、感情を伝えるものです。私は絵に自賛のようなことばを書き込むこともありますけれども、本作では、そのようなことをしませんでした。政治的な情勢よりも『もしも私が戦争に行かなければならなくなったら、どのような気持ちになるか』という混乱を絵にしようとして描いています。
背景の青空と麦畑は、某国の国旗と同じ配色となっています。
その一方で、ヘルメットには、日の丸のような円相を描きました。
もちろん、壁に吊る作品ですけれども、吊り方に、目立つような工夫をしています。
どのような展示となっているか、ということは、来場して確かめていただきたいと思います。
私は、IYNの展示には、すでに数回参加させていただいています。ギャラリーという空間で、あまり大きな作品を展示することは難しいですけれども、費用が安いことは、ありがたいです。
また、最近は、IYNとかかわる作家どうしが交流するコミュニティをつくるなどといった、新しい試みをしています。そのことには、私も、期待を寄せています。
（令和四年六月廿二日）