切に願う。

愛媛県東温市にある室内ゲレンデ『アクロス重信』が今月いっぱいで閉鎖します。

ずいぶん前からスノー業界関係者から確かな情報として聞いていました。

そして先日アクロスから正式に発表されました。

負債総額は１４億円とも言われています。

同じＳＮＯＷ業界関係者としてはものすごく悲しい気持ちになります。

行ったこともなければ、見た事もありませんが捨て置けない気持ちでいっぱいです。

『ザウス』『スノーヴァ広島』『ビッグエア福岡』等多くの室内ゲレンデが

封鎖していっています。

奥美濃エリアだとイトシロスキー場も今季から営業されていません。

それぞれの中には営業を続けて欲しい『嘆願書』なるモノを集めて

いたのも記憶に新しいです。

それでも仕事に従事するプロフェッショナルが下した決断には

誰も甘んじて意見を出来るものではない筈です。

それが出来るとしたら買収するしかありません。

その勇気はないでしょう。

それならば仕方がない事です。それに対してガヤとして意見をぶつける事は

嬉しい反面、悔しい気持ちも増幅される事でしょう。

嘆願書を作る前にもっとやる事を見つけなければいけないと思います。

僕は４年前からスノーヴァ羽島様と一緒にスノーボーダーを増やそう！

といった活動をしています。

多くの方が貸切滑走会を経て、通常営業時にお客様として

楽しんでもらえる、スノーユーザーを育ててきました。

延べ1,000人前後になっていると思います。

それは危機感を既に、その時に持ったからです。

『事があってから動く事』『事が起こる前に動く事』は

結果として大きな差に繋がる筈です。

すごく微力で全くもって意味をなさない活動かも知れません．

1人のＳＮＯＷ業界人としてお店の事だけを考えて活動するのは

ナンセンスで仕方ありません。

少しでも、多くの方がスノーボードをライフワークにして

頂ける様な活動を今後も切に願う出来事でした。

それはみなさんが普段山に行き来し、室内ゲレンデを楽しんでいる時は

全く感じられないかも知れません。

でもそっと目を凝らしてみて下さい。

そこには違う形のモノが見える筈です。

今後の僕の活動に共感を得て活動して頂けたら幸いです。

それは何故か・・・

僕が過ごした１９年間、皆さんのＳＮＯＷが無くなってしまっては嫌だから。