-ALL JPN- CLUBMAN
クラブマン鯖時代よく作っていました、色々なコースのリプレイcamファイル。
あの頃は1コース3ラウンド制で、天候を変えて初日ドライ⇒二日目ウェット⇒三日目天候変化あり、って順番でレースを開催していたんですよね。懐かしい。
最終日は天候変化ありなのに一度も雨が振らない、なんてこともありましたしねw
そんなわけで零式は毎コースのようにcamファイルを作って、クラブマン鯖のブログ上で配布していたのでした。
このとき培ったcam製作の技術は今日の動画製作にも生きている、のですが、
その割にはこのブログ上ではcamの記事をあまり書いていませんね
そんなワケでSGT鈴鹿です( `゚∀゚´)
なぜにイキナリ鈴鹿なのか?というと、
実は、このコースに元から付属のcamファイルは零式の製作によるものなのです。
SUPER GT SUZUKA CIRCUIT
Tuned by : zerosiki 2009/12/15
Ver,0.90
ファイルの冒頭にこんな記述がありますが、、、
v2.0のちょうどリリース4日前に調整を完了したんですね。
ver,0.90って文字で、もうちょっとだけ煮詰める気があったことを思い出したが、
そんな思いはどこへやら・・・
鈴鹿のカメラをいじることそのものは1年以上やっていたので熟成されてました。
しかし、、SGT鈴鹿としてリリースされる正式なバージョンに私のcamが入るということでそれなりに気は使いました。
そのポイントのひとつが、ひとつひとつのアングルにズームの緩急を付けるという事。
スタート直後でクルマが密集しやすいコーナーなんかではなるべくズームをワイド、
ここはクルマを大きく見せたい!ってところでズームを大きくします。
ズーム倍率はFov、という項目の右の数字で設定するのですが、このcamの場合だと
1コーナーが12.5、S字が30、ダンロップが9、と来ているので、ミドル⇒ワイド⇒アップ って感じでしょうか。
ちなみにFovは数値が小さいほどズームアップです。
ダンロップなんかはズームアップの割に数字を控えめにした方ですが、それ以前の区間が比較的ワイドなのでその対比で、いきなり大きくズームアップしているように見えますね。
デグナーを間に挟んでヘアピンはちょっと変わったタイプのカメラです。
Flags1=(0)
Flags0=(0)
という項目があって、Flags1=(0)のカッコ内の数字が奇数ならば、クルマとカメラの距離によってリアルタイムにズーム倍率を動かしていくけど、偶数の場合はクルマが近づいてきてもずっと同じズーム倍率。
なので、それまで小さく映っていた車がこちらへ近づいてくるにつれてイキナリ大きく映ります。
なんとなく、実際の中継のカメラの雰囲気をなるべく真似できるかなと思ったんだけど、まぁ真似レベルですねw
これはシケインのカメラですが、このカメラには『おやっ?』と思った人が絶対いる。
ちょうどクルマが画像の位置ぐらいまで来たところで、
いきなりガクンとズーム倍率が変わって違和感を感じる人がいると思うし、逆に全然そんなことにはならない人もいると思います。
いったいどういうことなのかと言いますとですね・・・かいつまんで説明します。
コース上のここからここまではこのカメラで映したい!となると、そのエリアのコースの形状によってはcamファイルを2つの項目に分割する必要が出てくる場合があるのです。
その場合は通常、若干両者のズーム倍率に差をつけてやる必要があるのです。
デグナーを例にとって見ると・・・
Degner(1)がFov=15で、(2)方が14.6になっていますね。
しかしこれが曲者で、またまたコースの形状によってFovをどんな数字にしてもカメラの切り替えがうまくいかない場合がありまして・・・
クルマの台数やグラフィックの設定などで、動作が重ければカメラの切り替えにもタイムラグが生じる。
つまり、デグナーのあたりは環境による影響を受けにくいのですが、
シケインの場合は環境による影響がメチャメチャ大きいので、
カメラの切り替えタイミング時、あらかじめFovを設定しておいても意味がなくなってしまうのです!!
なのでここはもう諦めて、シケインは二つのカメラ両方ともFov=10で固定です。
ここまで説明してみましたが、多分、多くの人には難解すぎるし、上手く説明できてる自信も無いのでおわかり頂けないかと思いますw
Camファイル製作とはそういう世界です。
慣れれば楽しいですが、慣れるまでがメチャメチャ大変ですよ!!←普通逆だよね