いつものフィールドで シーカヤック練習
ツーリング系シーカヤック
マホロバ K-1
久々の更新。
今回は趣向を変えて、シーカヤック練習。
これまで ワイルドウォーター艇 中心に練習を重ねて来たが、『なんとかバランスが取れるようになり始めたものの、パドリングの安定感が甘い』ので、乗りやすい艇でパドリング練習。
前回シーカヤックの “伊藤先生” から頂いたアドバイス
①パドルで水の ‘重み’ を感じる感覚を養う
②1掻きでも多く ‘キャッチ’ を繰り返す
③フィニッシュは ‘水から抵抗無く抜く’ 感覚
④パドルを刺した時の ‘面’ の違いによる挙動の違いを感じる
伊藤先生からのアドバイスはまだまだあるが、今の自分にとって必要且つ克服急務な4点について。
①パドルで水の ‘重み’ を感じる感覚を養う
これは、課題名通りの事なのだが、今回はよりキャッチ感を得る為に、スプーンパドルを採用。
ただパドルを刺して後ろに振るだけのではなく、ブレードで掴んだ水をなるべく逃さない様に、且つ、パドリングの1掻きの長さを活かしたパドリングを意識。
この事により、
パドルに身体を委ねる感覚
刺したパドルの位置まで自分の腰を寄せていく感覚
を養う。
カヌーの 肝 とも言えるパドリングの基本である ‘漕破力’ にも影響する部分。
単純ながら奥深い。
②1掻きでも多く ‘キャッチ’ を繰り返す
これも読んで字の如く。
静止してバランスをとる事に時間を費やすよりも、進みながらバランスの取り方を探っていく中で、‘上半身の ブレ’ や ‘パドリング時の バラツキ’ を修正することが狙い。
もちろんパドリングを継続させることで、漕破力を伸ばす効果も期待出来る。
③フィニッシュは ‘水から抵抗無く抜く’ 感覚
これはパドルの形状にも影響されるが、進みながらスターン側に回ったパドルを抜く際、ブレードに水を乗せた状態で水面から上げてしまうと、当然ながら抵抗になってしまう。
なのでパドルを抜く際は、水の抵抗にならない様に ‘真っ直ぐ抜く’ 様に意識することが大事。
④パドルを刺した時の ‘面’ の違いによる挙動の違いを感じる
ワイルド艇に乗っていただけの時には気付けなかったが、ロッカーの利いたシーカヤックでは、言われていた意味が直ぐに理解出来た。
旋回性能が高い艇の場合、パドリング時のブレードの僅かな角度差にもリニアに反応することが分かった。
加えて、パドリング時に艇を意図的に傾けることにより、進行方向のコントロールを容易に行えることも出来た。
この事は、今の自分にとって大きな収穫であり、ワイルド艇の練習だけでは気付くのに時間がかかっていた事だろう。
ちなみに、ロッカーの利いたシーカヤック における旋回のコツ (備忘録)
ストレッチャー
パドルを刺した側に力をかける
エッジング
旋回したい方向側のサイドを浮かす(腰を傾ける)
パドリング
やや大外を掻き、スターンの下側に水を押し込むイメージで、ブレードの面は、やや内側に向ける
膝の角度
曲がりたい方向への仮想曲線に合わせて 膝 を寝かせる(右旋回=左に膝を寝かせる)
寝かせる角度は、曲げたい角度に比例
次回練習も、今回得た課題に取り組み、早くパドリングの粗さを削ぎ落としたい。
ロッカーの利いたシーカヤック (側面より)
※ロッカー = キールの反り。大きい程横波を交わしやすく、旋回性能も高い。