今日で記念すべき
    ワイルド艇10回目 の乗艇練習。

upはしていないが9回目の乗艇練習は、カヌーマラソン大会の翌日にコッソリ実施(照)

実は先日(9回目)の乗艇練習の際、ある発見をした。
それは
 「 バウを上げ気味に漕ぐと安定させやすい」
という感覚。

言葉では説明が難しいが、ストレッチャーに掛けているつま先の力加減を、 若干上方に向ける という事。

しかしつま先だけではコントロール出来ないので、つま先を上方に向ける為に パドリング時のキャッチの力 を利用する。

イメージとしては、
   パドルを刺してキャッチで発生させた力を、
   体幹を通して下肢に伝え、
   つま先の 前足底 でストレッチャーを持ち上げる感覚。

艇と一体化した漕行イメージは、
  やや バウ が上がり気味 で、
  スターン(艇尾)を沈める位を意識して、
   直進性をコントロールする。

   喫水は膝裏で受ける 位を意識。

 飛行機に例えるならば、着陸の時の態勢が近いだろうか。


但し、この感覚は私の艇(二十数年前のワイルドウォーター艇)を静水面で漕行する際に感じたものである為、他のカヌーにも同じスタイルが適用できるわけではないと思う。

この事を踏まえ、10回目の乗艇練習。
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今回の乗艇場 と ワイルド艇

丹沢湖の放流計画による水位低下前に、いつもの  焼津ボート場 から移転された ボートピア。
今回からこちらからの乗艇になります。

ボートピアの場所は、 丹沢湖記念館 から小道を少し歩いたところにある。
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丹沢湖記念館前(三保の家前にも駐車場有り)


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記念館前から正面に伸びる道路(石碑が目印)


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ボートピアへと続く小道


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ボートピア管理詰所と湖面

艇を担いで階段を少し下ったあたりで管理詰所が有り、そのまま降りて行けば桟橋に到着。

今日はその直ぐ横の 岩場 をベースに決めた。

《本日のコンディション》
   天気:曇り(前日は雨)
   気温:20度〜27度(10:00現在の予報値)
   風    :そよ風程度有り。やや肌寒く感じる。
   波    :時々湖面に若干風波が立つ時もあるが、穏やか。
   水温:やや温く感じる。
   体調:自宅で7時間の睡眠を取り、
                     朝 梅干し1つと納豆1パック
                     昼 食パン 3枚 と納豆1パック
                 午前中所用を済ませた後、時間が取れたので練習実行。ストレッチ時の伸びに好感触有り。


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《乗艇練習》

前回から、パドルの補助フロートを外しての練習にステップアップ。
今回で2回目。

ボートピアに移転して初の乗艇練習。

新規ベースは勝手が分からず不安が付き物だが、水位と平場の丁度良いポイントを探して歩くのもまた、一つの楽しみでもある。

ベースを決めたら早速乗艇練習。

9回目の乗艇練習時に感じたことを意識して、とにかくパドルの感覚をつかむ。

今日のテーマは
     『つま先を上方に向ける』

漕ぎ出しは水上に慣れることでイッパイ×2 だったが、しばらく乗っているうちに感覚が甦る。


《慣らし運転》
先ずは スカーリング というテクニックで岸から離れる。
  ※スカーリングとは、
        片方のパドルを使って、水面を大きく 八の字 を描くように掃くことで艇を横方向に進ませるテクニック。
このスカーリング時に、パドルに若干体重を乗せる事で、よりパドルのキャッチ感を得ることができる。

しばらくスカーリングで感覚を養ったら、フォワードストローク、バックストロークで前後動作。
続いてスターンラダーを使ってコーナリングの練習。
  ※スターンラダーとは、
        艇が走っている時に曲がりたい方向のスターン側にパドルを押し付けて方向を変えるテクニック。曲がりたい分だけ抵抗を掛けると旋回する。(漕行惰性が無くなったら使えないテクニックなので注意)

《いよいよ課題の実践》
先ずはフォワードストロークで漕ぎ出す。最初の数回がどうしても腕漕ぎになってしまうが、意識してパドルからのキャッチ感をつま先に伝える。

  手応え有り!

つま先を上方に向け、スターンを下げる事で、直進性が上がった!
通常、船はスタート時にはバウが上がるが、定速域に入ると均衡を保つ方が良いとされている。
この理屈からしても、スタート時にはバウを上げた状態を保つ事は理にかなっているのではなかろうか?

しかしまたしても問題に突き当たった。

今度は、ある程度速度が上がると、パドルからのキャッチ感が弱くなり、それまでパドルに頼っていた体幹バランスを崩してしまうという事態が発生したのである。

漕ぎ始めて数回のパドリング時の出来事だった。
とっさにブレードの背でブレースを取るが、その度に艇の進行方向が変わり、終いには静止してリスタートを余儀なくされる。
  ※ブレースとは、
       バランスを崩して倒れそうな方にパドルで補助するテクニック。スターンラダーに似ているが、よりパドルで水面を掃くイメージ。

コレでは漕ぎ続けることもままならない。

《次回からの課題》
今回得た つま先のイメージ は、もう少しパドリングを続けることで、効果の検証が出来ると思う。
次回はパドリングの持続力を意識して練習に挑みたい。


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《今日のウェアリング》
  上:コンプレッション(厚手)
         ポロシャツ
         ウィンドブレーカー(途中から)
         PFD(ライフジャケット)

   下:コンプレッション(厚手)
          海パン

   足:厚手靴下
          メッシュシューズ


 ※今日の水温は冷たくはなかったが、やはり濡れた身体は風にさらされると冷えたので、途中からウィンドブレーカーを追加してリスタートした。




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※楽しくカヌーをやる為に

単独でのカヌーの練習は推奨しておりません。
初めての方や慣れない方は、経験者の指導を受けることを強く推奨します。
また、各地域には カヌー協会 等、カヌーに精通した団体も多数あります。
団体によっては体験会を開催しているところもあります。
地域のスポーツ課等に相談してみてください。
同じ志を持つ仲間と共に感動を共有するのも、格別なものがありますね。
自分のスタイルに合った仲間を探すのも、カヌーの醍醐味の一つでは、ないでしょうか?
あくまで自己責任ですがね♪