アパホテル常連のぜろせっとオジサン。
特にお気に入りなのが大浴場(一部のみ!!)と、映画見放題システムVOD。追加料金なしで最新映画が大画面で観られ、旅先でなかなか重宝するサービス。
そんな最新ラインナップに、昨年公開の『ドクターストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』が追加されていたからタマラナイ。大好きなサム・ライミ監督のコレ、観たかったんだよね~!!
というワケで、ドトールのアイスコーヒー片手に早速観賞。いやあ贅沢贅沢!!(こんだけでブルジョア気分。安上りなワタシ...)。
(2022年公開 上映時間/2時間06分 監督/サム・ライミ)
ストーリー
アベンジャーズ最強の魔術師ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)。
彼は夢の中で助け出そうとした少女が、一つ目の怪物ガルガントスに襲われているところに遭遇。盟友ウォンと共に彼女を救い出す。
少女の名はアメリカ・チャベス。制御不能ながら並行世界マルチバースを渡る能力を持ち、それに目を付けた何者かに狙われているという。
ストレンジは、アベンジャーズのメンバーであるワンダ・マキシモフ(エリザベス・オルセン)に協力を求めるのだが...
感想
ストーリーだけなら、それほど魅力的な話とは思えないが、観ている間はガッツリ面白い。それが本作『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』。
メインキャラ少なめの上、主人公ドクター・ストレンジはメチャ非力(貧弱!貧弱ゥ!)。単体スーパーヒーロー映画で、ヴィランとこれほど実力差があるってなかなか無いんでは?
しかも、ストレンジは大事なところで選択を間違え続ける上(ように思える)、相対するヴィラン(しかも元〇ベンジャーズ)のやることはまさに極悪非道。
なんともストレス感じそうな内容ですが、快適なテンポで話がサックサク進み、カラッとした作風と相まって、まったくそんなことを感じさせないのが素晴らしい!!
またホラー映画の如き描写が、笑っちゃうほどコワい(褒めてます)のも高得点。それに加え、マルチバースに登場したスーパーヒーローチームのあの扱いときたらもう...
アゲアゲ高揚感から転ずる、殺戮場面のつるべ打ち。まるでキン肉マンの「アメリカ遠征編」「7人の悪魔超人編」etcを思わせるスーパーヒーローたちの悲惨な末路に、なんだかものスゴイもの観ちゃったという妙な充実感を味わせてくれます!!
ただ『ワンダヴィジョン』を観ていないため、どーしてこうなってしまったのか、腑に落ちないのもまた事実。TVシリーズ視聴ありきって、やっぱよくないっす...
とはいえ「あー面白かった」と素直に楽しめた本作。さすがサム・ライミ。やっぱり貴方は最高だぜっ!!
でも、マーベル作品を今更追いかける気にはならないんです...
満足度 75点