この冬最大の注目映画(あくまで個人的)『仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル』観賞してまいりました!!

 

ライダーの冬映画といえば、放送中作品とその前の放送終了作品とのクロスオーバーが常ですが、なんと本作ではご存じのとおり「仮面ライダー龍騎」(以下「龍騎」)が特別参戦。


「龍騎」はもう言葉に出来ないぐらい、大好きなマイフェバリット仮面ライダー作品(あと「555」)。ライダー同士による正真正銘のバトルロワイヤルに毎週ハラハラドキドキ。次週が待ち遠しくてたまらないこんなTVドラマ、もう二度と出会うことはないでしょう。

 

この作品がなければ、自分は平成ライダーを観ることはなかった。そんなパラダイムシフト「龍騎」のオリジナルキャストが本作に参加するのです。観る以外の選択肢なんてあんのか、コノヤロー!!(アントン風)

 

※ネタバレ極力避けますが、全部はムリなので未見の方はご注意を。

 

 

 

(2022年公開 上映時間 1時間35分 監督 柴﨑 貴行 )

 

  感想(第1部/リバイスパート)

 

本作は前半第1部は「仮面ライダーリバイス」(以下「リバイス」)の後日談。中盤から後半の第2部は「仮面ライダーギーツ」(以下「ギーツ」)「リバイス」「龍騎」が絡むクロスオーバー展開となっています。

 

この構成を知ったとき、正直「リバイスパートいらねぇな」と思いましたね。

 

というのも「リバイス」は、あの平成ライダーぶっちぎりの駄作「仮面ライダーゴースト」並みのダメダメ作品(※個人的見解です)。

 

ど-せ大して面白くもないし(ヒドイ?)このパートで時間割かれるのもったいないわと冷ややかな気分で観賞し始めたワケですが...

 

これがスゲー面白かったんですよ。あの「リバイス」が!!

 

ストーリーは単純明快。宇宙から飛来した二体の未確認生命体(イザンギ・バリデロ)が、主人公五十嵐一家から大事なモノを奪ったため、仲間一丸となって取り返そうとするというもの。

 

 

個人的にサブライダーが強敵にあっさり敗北、変身解除という展開は好きじゃないのですが、本作は違います。

 

諸事情あり、参加できないリバイスに代わり、イザンギ・バリデロに戦いに挑む5人の仮面ライダーたち。ジュウガ・ライブ・ジャンヌ・デモンズ・アギレラ

 

そんな彼らサブライダーたちの奮戦がメチャクチャ熱い!!

 

単独では歯が立たない未確認生命体コンビに、サブライダーたちはコンビネーション+連続攻撃で対抗。目まぐるしい攻防のなか、徐々に押し返し始める激アツ展開。こーいうのがみたかった!!

 

またバイス復活の件も、けっこう胸に迫るものがあり、テレビ放送中の退屈さがウソのような仕上がり。

 

 

捨てパートと思ってましたが大間違い。本作の「リバイス」はマジでよかったです♪

 

 

  感想(第2部/クロスオーバーパート)

 

そんな第1部を経て、本編といっていい第2部クロスオーバーパート。

 

楽しかったけどもうちょっとガンバって欲しかった‼︎

 

本作で期待していたのはTVシリーズで味わえない緊迫感、ライダー同士のマジバトルによる潰し合い。「ギーツ」には全員復活の切り札があるワケですから、ここはもっと踏み込んで欲しかった(とはいえ、メインターゲットは子供たち。いまは難しいですかねあせる)。

 

あと本作黒幕であるコラスの扱いが...。デザイアグランプリを乗っ取り、デザイアロワイヤルを仕掛けた張本人のハズが、ここまでショボいのはどうしたものか。

 

世界をひっくり返す大事を仕掛けるのだから、彼が強大なラスボス的存在で配下も大勢いるかと思いきや...。巨大企業、巨大組織が運営するデザグラに対し、クビになった一個人が挑んでるようなもんですからね。ここは引っ掛かりました、かーなーり。

 

とはいえ、肝心かなめの「龍騎」参戦組。ここはおおむね満足です♪

 

出番、ストーリー上の絡みを、もっともっと増やしてもらいたかったのは本音。カードデッキをガンガン使い、ファイナルベントの敵撃破。変身シーン、素顔での現行ライダーたちとの絡みももっとみたかったし、劇中歌も流してほしかった!!

 

 

 

しかし、20年以上も前のライダーたち。許容範囲というより、むしろ厚遇されていたかと思います。ダークライダーの員数合わせ扱いで、現役ライダーにバンバン倒されてはストレス溜まりまくりですからね。

 

本作では「ギーツ」「リバイス」のライダーたち相手に、しっかり勝ち名乗りをあげる上(これはウレシイ♪)、オリジナルキャストご本人の出演。

 

 

城戸 真司。浅倉 威。秋山 蓮。あの頃みたホンモノの彼らがスクリーンに映し出される。何とも言えぬ多幸感...

 

 

他にも、大して出番がないと思っていたゲームマスター/キロリの活躍。敵ライダー/仮面ライダーシーカーが思いのほかカッコよかったり等、お楽しみ要素は多々あり、ライダー映画としてアタリの本作(コレけっこう重要)。

 

 

仮面ライダーファンならば...劇場に集え!!

 


満足度 75点

 

 

  補足

 

「龍騎」放送時、そんな好きではなかった仮面ライダーリュウガですが、最近なぜかカッコよくみえてきたライダーの一人。

 

 

本作では龍騎より出番が多く、強キャラ扱いでオールドファンにはウレシイばかり。もうプレバン買っちゃいます。ポチっとな。

 

あと劇場パンフレットがメチャ充実しているのですが、そのなかでマジ共感できたシーカー役/大貫 勇輔氏のインタビュー抜粋が下記の通り。

 

 

「本物の龍騎だ、ナイトだ、王蛇だ!」と叫びたい気持ちを抑えるのに必死でした...

 

 

それスゲー分かります、大貫さん♪