こんにちは。

学校ギライをなくす活動をしているゼロ先生です。

いつもお読み頂きありがとうございます。


問題です。

「オレンジが13個あります。
けんかにならないように,
3人の子どもに13個のオレンジを,
公平に分けるには,
どうしたらいいでしょうか?」


thinking time




方法1

「4個のずつ分けて、余った1個を3等分する」

オレンジを同数ずつ分けるのですから,

3人とも納得するでしょう。

余った1個は包丁で3等分すればいいという考え方です。



方法2

「はかりを使って同じ重量ずつ分配する」

オレンジは工業製品ではないので,

大きさに大小があります。

これを,単純に4個ずつに分けるというのは,

よく考えれば不公平です。

だから,オレンジの大きさが偏らないように分配した上で,

それぞれの重さを計算してみます。

そこで,生じた過不足分は,あまりの1個で調整する,

というのは,悪くない考え方です。



方法はまだあります。

方法3

「ジュースにして分ける」

これなら公平だと言えそうです。

「3人で分けてください」と言われると,

私たちはどうしても現物のまま分けるのだと思いこんでしまいます。


しかし,「加工してはいけない」という条件はどこにもありません。

だから,ジュースにして分けるというのも,

立派な解決方法です。


「何だ,そんなことか」と思うかもしれません。


しかし同時に,いかに自分自身が思考に制約を作っていたか,

そして,その制約にいかに強くとらわれていたかが,

わかるのではないでしょうか。



さらに,まだまだおもしろいものがあります。

これについては、次回にお伝えします。

では、今日の算数タイムは、これで終わりです。次回を楽しみにしてください。