こんにちは
算数ギライをなくす活動をしているゼロ先生です。
いつもお読み頂きありがとうございます。
もし、あなたが、4年生に仮分数を帯分数に直す方法を教えるとしたら、…
どのようにしますか?
必ず指導しなければならないことがあることをご存知ですか?
それは、9/4の仮分数の場合、
「分子の9の中に、4がいくつあるかを考えさせること」です。
なぜか?
分数の分母は、「1」をいくつに分けたかを表しています。
その中のいくつ分に当たるものが、分子になります。
これが理解できていないと、
仮分数を帯分数に直すことは、できないからです。
では、具体的な問題で考えていきましょう。
(問) 9/4を帯分数で表しましょう。
登場人物
ゆうと君、つばさ君、あおいさん
(見通し)
あおい:「9/4は、4つに分けた9こ分ってことだよね」
ゆうと:「9/4は、分子が大きいから、仮分数だよね」
つばさ:「そう、仮分数って、分子が分母より大きい分数のことだったね」
ゆうと:「帯分数は、どんな分数だった?」
あおい:「帯分数って、整数と真分数の和で表した分数のことだよね」
あおい:「帯分数って、整数と真分数の和で表した分数のことだよね」
ゆうと:「そうか、思い出した、ありがとう」
ゼロ先生:「どんな方法で、帯分数に直しますか?」
ゼロ先生:「考えてみてください」
ゆうと:「数直線で考えるといいね」
つばさ:「4/4 = 1 だよね。これは、使えないかな」
あおい:「わり算でもできそうだよ」
ゼロ先生:「みんなが、いろいろな考えを出したので、
これからが楽しみです」
今日の課題は、「仮分数を帯分数に直す」です。
では、くわしく見ていくことにしましょう。
ゆうとの考え〈数直線で考える〉
図1 数直線
つばさの考え〈4/4 = 1を使う〉
あおいの考え〈わり算で考える〉
4/4 = 1
9の中に、4がいくつあるのか、考えます。
ゼロ先生:「はかせになるのは、どれか?」
ちょっと、考えてください。
thinking time
つばさ:「数直線は、数字の位置がよく分かっていいな」
ゆうと:「9の中に、4がいくつあるか、考えればいいから、割り算で考えると、はやくできるよ」
つばさ:「あおいさんの割り算がいいね」
(まとめ)
仮分数を帯分数に直すには、
分母と分子を比べて整数がいくつになるかを考え、あまりを分子にする。
つまり、分子 ÷ 分母 を計算し、整数部と分数部分を出す。
※ はかせの法則
「は」:はやい、「か」:簡単、「せ」:正確
割り算で考えると、速くできる。
これで、算数タイムは終わりです。次回の算数タイムを楽しみにしてください。