こんにちは 

算数ギライをなくす活動をしているゼロ先生です。

いつもお読み頂きありがとうございます。


もし、あなたが、何かで、悩んでいるとしたら、…


もし、あなたが、分けるというときに、一つの方法しか、見つからないとしたら、…


もし、あなたが、固定観念にしばられているとしたら、…



もし、あなたが、今日の問題に挑戦すれば、あなたの固定観念を打ち破るきっかけに、…



早速、問題に取りかかりましょうか。


(問) 4つの角の大きさの和を調べましょう。


図1   三角形

{FA1445A0-97BC-473A-AAA1-EFD85F8A752A}



登場人物
ゆうと君、つばさ君、ゆいさん

(見通し)

ゼロ先生:「四角形の角の大きさの和は、どれくらいになるかな?」


ゆい:「三角形は、180°、だから、それよりは、大きいと思うよ」


つばさ:「正方形や長方形は、直角が4つあったよね。

これも、同じ四角形だよね。だから、360°かな」



ゆう:「分度器は、使えるの?」



ゼロ先生:「今回も、使えません。使わないで調べてください」


ゆうと:「三角形は、180°だったよね。これって使えないかな」


つばさ:「使えるよ。四角形を三角形に分ければいいんだよ」


ゆい:「そうか!そうすればいいのか。ヒントをありがとう」


ゼロ先生:「三角形に分ける。よく気がつきましたね」


ゆうと:「2つに分けてみよう」


つばさ:「ぼくは、3つに分けてみるね」


ゆい:「私は、4つに分けてみます」


ゼロ先生:「3人から3通りの考えが出るとは、思わなかったよ。
先生、とてもうれしい」



もし、あなたのなくした分度器が、まだ、見つかっていないとしたら、…



3人の考えをくわしく見ていくことにしましょう。


ゆうと君の考え…4つの三角形に分ける
図2
{62A0891D-4F5B-442E-9D54-6190361C2BDB}


式   180° × 4 = 720°

720°  − 360°  = 360°


ゆい:「どうして、360° を引くの?教えて?」


ゆう:「図を使って説明します」


三角形が4つあるから、角の大きさは、

180° × 4 = 720 °

内部にできる360°を引くから、


式   720 - 360 = 360

答え  360 °     

360 ° = 4直角とも言う。


図3

{02B9BB40-0DBD-4653-B4B2-7379F14D409A}





つばさ君の考え…3つの三角形に分ける
図4 
{EEE76A71-6CAB-4157-B0AF-D7AC9AB7F9A1}


180° × 3 = 540 
540 - 180 = 360 °

ゆい:「教えて、どうして180°引くの」


つばさ:「図で説明するね」

図 5
{5CF23027-1A30-4106-B905-401AE2556160}


四角形の角に関係のない180°を引いています。

だから、

540 - 180 = 360    答え 360°



ゆいさんの考え…2つの三角形に分ける
図6
{7BE837CD-0A61-4330-B9A8-27171730864D}


三角形が、2つだから、

180° × 2 = 360 

答え  360 °


ゼロ先生:「だれの考えが「 はかせ」かなちょっと考えてみてください。


※ はかせの法則 ( は:はやい、か:簡単、せ:正確)
 

つばさ:「三角形の数は、少ないほうがいいよね」

ゆい:「三角形が少ないと、簡単だね」


つばさ:「計算が少ないほうがいいよね」

ゆう:「計算が少ないと、はやくできるね」



ゼロ先生:「いつでも使えるのは、どれかな?」


ゆう:「ゆいさんのやり方が、はやくて簡単だよ。」


つばさ:「頂点と頂点を結ぶだけだからね」


ゆう:「計算もかけ算が1つだけだよ」



ゼロ先生:「結論が出たようですね。

ゆいさんの考え方が、はかせに当てはまるようです」



(まとめ)
どんな四角形でも、4つの角の大きさの和は、360°です。


《ワンポイントアドバイス》
いくつかの三角形に分けるといっても、3つのやり方がでました。

答えは1つだけ。しかし、アプローチは3つもありました。

友だちの考えも参考にしましょう。


これで算数タイムは、これで終わりです。次回の算数タイムを楽しみにしてください。