こんにちは 

算数ギライをなくす活動をしているゼロ先生です。

いつもお読み頂きありがとうございます。

もし、あなたが小学生のお子さんをお持ちなら、…

もし、あなたのお子さんの

「算数なんてキライ!」が「算数って楽しいね!」に変わるとしたら?

あなたはそのヒントを知りたいとは思いませんか?


では、早速始めましょう。



(問) 12個のクッキーを同じ数ずつ子どもに配ります。
あまりのないように配ることができるのは、子どもが何人のときでしょう。

ゼロ先生:「まずは、見通しを立てましょう」


(見通し)

クッキーは12個
同じ数ずつ配る
あまりは出さない
わりきれる数


今日の課題は「12をわりきれる数」を求めるです。


子どもの数が、1、2、3、…のときについて、順に調べましょう
あまりなしは、 〇
あまりあり は、✖️

表1
{B3537DFE-04F4-4B79-8B59-24F43D3437DF}


では、表に◯と✖️を入れましょう。


thinking time


表2
{6C54F738-0887-472F-B0B4-A02FD9629B21}


◯… つまり、あまりなしは、1、2、3、4、6、12です。


答え  1、2、3、4、6、12



つばさ:「もっと簡単に求める方法はないかな?」


あおい:「『はかせの法則』の『か』、つまり、簡単に求める方法を見つければいいんだね」

ゼロ先生:「あおいさん、『はかせの法則』、よく覚えていましたね」


ゼロ先生:「では、12の約数の1、2、3、4、6、12は、それぞれ何倍すると12になるでしょう。少し考えてください」


thinking time



1は、12倍。つまり、
1 × ( 12 ) = 12 、


2は、6倍。つまり、
2 × ( 6 ) = 12、


3は、4倍。つまり、
3× ( 4 ) = 12


4は、3倍。つまり、
4 × ( 3 ) = 12、


6は、2倍。つまり、
6 × ( 2 ) = 12、


12は、1倍。つまり、
12 × ( 1 ) = 12


つばさ:「面白いことに気づいたよ」

あおい「え、面白いことって?」

つばさ:「かけて12になる組ができたんだよ」


あおい:「そうか。12の約数を見つけるときは、1と12、2と6 …。
つまり、かけて12になる組を考えれば、いいんだ」



図 
{F7223B8E-E95F-4776-AAFE-712711477EFF}




ゼロ先生:「図の説明をすると、

12の約数は、1、2、3、4、6。

1、2、3、4、6の倍数は、12というような関係になっています」

あおい:「これって、すごいことだよね」

つばさ:「頭の中がスッキリしたような感じ」



まとめ
12を割り切る数には、1、2、3、4、6、12がある。

これらを12の「約数」という。

《 ワンポイントアドバイス 》
対として約数を見つける

12 ÷ 1 = 12 → 1と12
12 ÷ 2= 6    → 2と6
12÷ 3 = 4    → 3と4

ある約数でわった商も約数であることに気づかせ、
対として見つけさせるともれがありません。

これで、算数タイムを終わりにします。次回の算数タイムを楽しみにしてください。