こんにちは

算数ギライをなくす活動をしているゼロ先生です。

いつもお読み頂きありがとうございます。


もし、あなたが小学生のお子さんをお持ちなら、…


もし、あなたのお子さんの

算数の時間に「発表できない!」が「発表したい!」に変わるとしたら?


あなたはそのヒミツを知りたいとは思いませんか?


それは、「〇〇〇の法則」にあります。



では、早速始めましょう。

問題です。


(問) 6と8の公倍数の見つけ方を考えましょう。

今日の課題は、「公倍数の見つけ方」です。


(見通し)
つばさ君、あおいさん、ゆうと君が自分の考えを言い始めました。


〈 つばさ君の考え方 〉
6の倍数を書いてみよう。
6の倍数   6、12、18、24、30、36、42、48、54、…

8の倍数も書いてみよう。
8の倍数   8、16、24、32、40、48、56、64、72、…

共通の倍数を見つけよう。
24、48、


〈 あおいさんの考え方 〉
大きいほうの数8の倍数の中から、6の倍数を見つける。
8の倍数を書いてみよう。
8の倍数   8、16、24、32、40、48、56、64、72、…
この中から、6の倍数を見つける。


〈 ゆうと君の考え方 〉
小さいほうの6の倍数の中から、8の倍数を見つける。
6の倍数を書いてみよう。
6の倍数   6、12、18、24、30、36、42、48、54、…
この中から、8の倍数を見つける。


それでは、3人の考え方のちがいをみていきましょう。


〈 つばさ君の考え方 〉:6と8の倍数をならべる
その中から、共通の倍数を見つける。

〈 あおいさんの考え方 〉:8の倍数だけならべる
まず、8の倍数をならべる
次に、その中から6の倍数を見つける


〈 ゆうと君の考え方 〉:6の倍数だけならべる
まず、6の倍数をならべる
次に、その中から8の倍数を見つける


さて、どの考え方がいいでしょうか?

どうして、その考え方がいいと思いますか?
その根拠は、何だとお考えですか?


thinking time


しばし、お考えください。



いかがですか?あなたなりの答えは見つかりましたか?



続きをお楽しみください。


ゆうと:「あおいさんの考え方がいいと思います。
なぜかというと、つばささんの方法と『比べて』、『はやく』見つけられるからです。」


ゼロ先生:「あおいさんとゆうとさんの考え方は、似ていますね。
2人の方法を比べてみましょう」


つばさ:「あおいさんの考え方がはやいと思います。
どうしてかと言うと、最小公倍数の24を見つけるには、
8の倍数を先に書いたほうが、『はやく』見つけられるからです」

ゼロ先生:「結論が出たようですね。あおいさんの考え方がはやく公倍数を見つけられますね」


答え  あおいさんの考え方がはやく公倍数を見つけられる


(まとめ)
公倍数を見つけるときは、
大きいほうの倍数の中から、小さいほうの数の倍数を見つけると、
はやく見つけられます。


豆知識
公倍数の中で、いちばん小さい公倍数を「最小公倍数」といいます。

6と8の最小公倍数は、24です。


ここで、皆さんにお伺いしようと思います。

もしあなたが、小学生だとしたら、何を根拠に発表しますか?


先にお断りしておきますが、これが絶対というわけではありません。その人なりの根拠があって然るべきだと思います。


私は次のように考えます。

まず、

友だちの考えと比べてみる。

どこが同じだろうか?

ちがいはどこだろうか?

さらに、

「はやくできるのは、どの方法だろうか?」

「簡単にできるのは、どの方法だろうか?」

すると、
自分なりの根拠が見つかると思います。


《 ワンポイントアドバイス 》

「発表できない!」が「発表できる!」に変わるヒミツ

それは、「◯◯◯の法則」にあったのです。

は… はやい、はやくできる。
か… 簡単、簡単にできる。
せ… 正確、まちがえずに、正確にできる。

はかせの法則」、参考になれば幸いです。


これで、今日の算数タイムを終わりにします。
次回をお楽しみにしてください。