ママ教えて、全体の道のりがわかんないの?
あなたは、説明できますか?



(問) ハイキングコースのうちの9kmを歩きました。ハイキングコース全体の道のりの60%だそうです。
全体の道のりは何kmでしょう。


(見通し)
全体の道のり ‥‥ □km ‥‥もとにする量
歩いた道のり ‥‥ 9km ‥‥ 比べる量
60% = 0.6 ‥‥ 割合

ゼロ先生:「今日の課題は、全体の道のり、つまり、もとにする量を求めるです」

あおい:「これだとよくわからないから、◯◯◯図に表そうか?」

つばさ:「そうだね、そうしようよ。
あの図は、数の大きさや関係がよく見えて、分かりやすいんだよね」


あおい:「あの図って数直線図のことだね」

あなたも数直線図を書いてみましょう。

線は2本。下の方には割合がきます。
上の方には道のりです。
0を入れ忘れないでください。


つばさ:「1、0.6を書けばいいね」

上の方には、道のりの「km」を書きます。

あおい:「歩いた道のり9kmを入れるね」

あなたは書けましたか?



数直線図1
{C5C2E81C-481A-4DF0-AA7A-FC7B111327DB}


数直線図の下の線には割合:1、0.6
上の線には道のり: 9km、□km

数直線図2
{82361553-90B7-4002-AE92-C8BEE526464E}


割合は、1 → 0.6 、0.6倍
道のりは、□ → 9km
だから、□ × 0.6倍 = 9km
□ = 9 km ÷ 0.6
= 15 km

言葉の式でも、説明できるよ。
果汁80%の時に使った式が使えるよ。

〈 言葉の式 〉
もとにする量 × 割合 = 比べる量

□km × 0.6 = 9km
□km = 9km ÷ 0.6
= 15 km

答えはどちらも15km。

(まとめ)
全体の道のり、もとにする量を求めるときは、
もとにする量 = 比べる量 ÷ 割合
を使う。数直線図を使うと式が立てやすい。

全体の道のりの求め方が分かりましたか?
「割合の考え」を使います。

全体の道のり = もとにする量
比べる量 = 歩いた道のり9km
割合 = 0.6
これを数直線図に書き入れれば、見える化できます。


これで算数タイムを終わりにします。次回の算数タイムを楽しみにしてください。