「はい、預かります。」
と思わず言ってしまいました。
そして、うれしくなったことがあります。
何か、あなたにだけ、伝えたくなったので、書きます。
それは、5年生のある学級に行って算数の授業を行った時のことです。
授業が終わり提出物のノートを受け取っているときのことです。
授業が終わり、
T:「ノートを預かります。提出してください」
と呼びかけた後の出来事でした。
ある子がノートを出すとき、
A:「お願いします」
と言って私に手渡しました。
私は、
T:「はい、預かります」
と思わず言っていました。
数えて見ると、そういう子がたくさんいるのです。
その後、
何か、うれしさを感じました。
それは、気持ちの良さでもあります。
その後、別の学級でも同じように言いましたが、その学級では、そういう子はいませんでした。
T:「この違いは、何だろう」
何気ない一言が、相手との「信頼関係」を促し、相手に「好印象」をもたらすなあと感じました。
一言で言えば、「配慮」または「気くばり」。
よーく観察していると、
あることに気づきました。
「お願いします」
と言った学級の先生を、仮にB先生とします。
B先生は、
何かを手渡された時、
必ずある言葉を言っているのです。
つい先日も印刷物を手渡した時に
「〇〇〇〇」という言葉が返ってきました。
それは、
「ありがとうございます」
また、B先生は、
掃除の時に、廊下を歩いていると、
「お掃除ご苦労さん、きれいになるね、
ありがとう」
と言って歩いているのです。
また、朝の挨拶当番の子供達に
「朝早くから、ご苦労さん、大変だけど、頑張ってね」
と声をかけているのです。
あなたは、どのように感じましたか?
私は、先生の与える影響力は、大きいなあと改めて感じました。
子供達はあなたの背中を見て育っているのです。
我が子は、あなたの背中を見て育っているのです。
だからこそ、「教師としての行動」をしなければいけないと思います。それは、その人の信念、価値観に関わってきます。
親であれば、「親としての行動」。
自分を見つめ直すきっかけをもらったように感じました。
さあ、あなたにも、チャンスです。
自分自身の価値観を確かめるチャンスだからです。
そこで、あなたに質問です。
自分自身に質問してください。
「私の最も大切な価値観は、何だろうか?」
最後までお読み頂きありがとうございます。