今日の学習を一言で言えますか?

「算数の授業、何をやったの?」
と、聞かれた時、あなたは、一言で答えられるだろうか?

thinking time


「一言…」と言われると、自信がないなあ。
という人が多いのでは何だろうか?

6年生のあるクラスでの算数の授業。

問題を子どもたちと読み、青枠で囲みました。
今日は、分数の問題のようです。

(問)1dLで4/5㎡の壁をぬれるペンキがあります。
このペンキ2/3dLでは、何㎡の壁をぬれるでしょう。

すると、子どもたちが思い思いに、
ノートに見通しを書き始め出しました。

しかし、戸惑いの声も聞こえてきます。

「ペンキの量が2dLならできるのに…」

「ぬれる面積、ペンキの量、どちらも分数なんだ。」

見通しを立てている子もいるようです。

「かけ算になりそうだな。」

「5年生の時に、分数×整数は習っているよ。」

「言葉の式で考えるられるよ。」

書いた見通しを元に、
子どもたちと話し合っていた時、

今日の「課題」は、と言って、
先生は、「課題」を書き始めました。

これは、ある小学校で行われている授業の様子です。


しかし、通常の学校と少し違うことに気づいたでしょうか。

「課題」を問題の上に書き出したのです。

では、この先生、どんな課題を書いたのでしょうか。


thinking time


答えは、「分数×分数」です。


この「課題」こそ、今日の授業を一言で表す言葉なのです。


あなたは、算数の授業で、

今日の学習を一言で言える言葉、
「課題」を板書しているだろうか?

これを書いているか、いないかで、
子どもの学習の定着が違ってくるといわれています。


もし、課題を書いていないとしたら、
これからの授業では、必ず書くことをお勧めします。

なぜならば、今日の「課題」と「まとめ」を
セットで頭に入れると、スーと頭に入るからです。

今日の学習を「一言で表す言葉」=「課題」

次の時間からは板書するようにしたいですね。