ALIVE
STAFF北村龍平(脚本・監督)
CAST
榊英雄
りょう
小雪
國村隼
杉本哲太
ベンガル
STORY
恋人をレイプされた報復に実行者数名を惨殺した主人公:八代天周。
死刑囚として服役していた監獄で、刑が実行される間際、彼は生きるか死ぬかの選択肢を突きつけられる。
天周は生きる選択肢を選ぶが、それは死よりも恐ろしい第二の刑を意味していた…。
「VERSUS」、「あずみ」を撮った北村龍平監督のメジャー一作目(VERSUS以前はインディペンデントなので)。
原作は高橋ツトムさんの同名漫画作品。
私は原作を全く知らずに観たのですが、そこそこに面白かったとは思う。
が、前作の「VERSUS」を超えるほどのインパクトがあったかと言えば正直微妙だ。
なのに何故そこそこ面白かったと言えるのか。
それは多分、(読んだ事無いけど)原作が面白いって事なんだろう。
中々話が纏まりそうに無いので、個人的に評価できた部分を先に書き出して行こうと思う。
1) 原作とは設定が違うらしいが、物語のベースとなる隔離室を始め、全てがアンリアルな質感で統一されていたのがデザイナー視点から見て面白かった。
2) 杉本哲太及び國村隼、ベンガルと言った実力派俳優の演技が、ともすれば低俗なB級作品になりがちな本作を一ランク上のB級作品に押し上げていたと思う。
3) 森野宣彦と矢野大介コンビが生み出したこの映画のサントラが実に素晴らしい。
と、ここまで書いてきた所でこの映画の駄目な所も幾つか浮かんで来たのでここに書き出す。
1) オリジナルで追加された坂口拓演じるゼロスとのラストバトルは必要ない気がする。
…と言うかゼロスのビジュアルが著しくこの作品の質を落としてしまったと思うのは私だけだろうか。
2) 肝心のレイプシーンが無い為に(別に観たかないけど、主人公の目の前で恋人が犯されたと言うのが死刑囚になる発端なので)、主人公がレイプ犯達を惨殺した事に感情移入が出来ない。
3) 異次物が憑依した時の力の表現は別にアクションである必要は無かった気がする。
『パラサイト・イヴ』みたいな間接的能力だけで良かったのでは?
と、まぁ私の感想はこんな感じだ。