さてようやく発売のPQエクストラ

既存デッキの強化は勿論
新規デッキコンセプトとなれるPQ新キャラのカードもあり
今後のデッキ構築が楽しみなところ

PQエクストラ云々と題してはいるが
メインはPQ新キャラであり
新規デッキコンセプトとなるようデザインされた「善&玲」について


大まかにいえば
1/0「善玲」のCX連動能力で相手の控え室のCXを思い出に飛ばし
3/2「善玲」のバトル勝利時能力で4点ダメージを叩き込む
という事なのだが……正直な話あまりにもロマン

というのも
連動能力が3/2「善玲」を手札からクロックに置くというコストであり
連動CXが宝トリガー
つまりはキャラ展開後に2枚の手札消費が起きるということ

「4点を通す」というからには
相手の圧縮率をそれなりに下げなければならず
CX2枚以上思い出に飛ばす必要があるわけだが
1/0「善玲」の素のパワーは4500……返しは割られて当然な数値

手札消費をカバーしなければ2度目の連動は勿論
終盤の詰めに向けての準備もできない為
集中での手札補充やらキャラ展開等での損失を抑える必要があるわけだが

現行でのペルソナのカードプールでは
LV1キャラでクロックアンコールを持つのはP4Uの「エリザベス」のみ

しかしこのカード
「手札5枚以上でP6000になる素P4000」キャラ

1度の連動で2枚の手札が吹き飛ぶ主軸からみれば
まず自身でP6000になる事は稀と見ていい

何より連動能力でクロックが進み
アンコールでクロックが進みと
クロック差は拡がる一方

なら倒され難いキャラを立てれば……と考えても
所謂バニラ超えなるキャラで有用性の高いものは少なく
1/0/6000「必殺の蹴り千枝」は
相手に利用されてしまうと追撃4点から遠のき
1/1/7500「頭脳明晰直斗」は
特徴が《男装》《探偵》と今回の《魔法》《武器》サポートを受けれず

3/2「善玲」には
アタック時に相手の思い出にCXがあれば
相手のデッキトップを確認し上or下に置くという能力があるのだが
CXを飛ばす方法は1/0「善玲」の連動能力のみ

最終的には
トップ確認を諦め
追撃4点は「叩き込む」のではなく「できる」にとどめる
つまりは3/2「善玲」だけを採用した方が安定性含めて現実的である
というデザイン全否定という結果に

そもそも連動能力で撃つ為のCX含めて手札が消し飛び
補充の為に集中でCXを当てて
ダメージ差を抑える為にキャンセルして……と
それができれば普通にやっても勝てるだろうと
非現実的な理想像が前提な時点でロマンなわけだが

壁の役目を担えるカードがカードプールにいれば
「手札の損失を抑える」という要因を一応消せる為
まだ現実味を帯びるのだがそれは前述の通り

カードデザインにカードプールが追いつかないというのも悲しいものである


ちなみに
相変わらずというか相手の妨害という面ではまたひとつ成長したようで
「月高組明彦」が今回のそれ

アンコール封じは勿論
絆での回収を中心に動くまどマギやなのは相手には
絆先が消え去る事になるのでおそらくは一大事

もう少し正面から戦う事を覚えてもくれてもいいものなのだが

1/0/6000が出たと思ったら《ジュネス》縛りだったり
2/1/3500助太刀が来たと思ったら《ジュネス》縛りだったり
…戦犯はジュネスか

1/1/2000助太刀でも2/1/3000助太刀でもいいから
《和服》or《扇子》持ちの助太刀を下さいよ