私たちと「願いが叶う」までの距離

 

 まず、依頼者が私にくれた「量子転化」のフィードバックを紹介しましょう。

 

 

  このような奇跡的なことがいったいどうやって起こせたのでしょうか。まず、私の経歴と経験を紹介させてください。

 

  私自身がカナダで学んだのは自然医学で、その後も自然医学の仕事に従事していました。私の専門はオーストラリア発祥のボーエンセラピー(Bowen Technique)、及びドイツのホメオパシー(homeopathy)です。 長年の臨床とカウンセリングから、多くの患者さんの健康問題は、ある一定の改善まで見られた後、それよりも良くならないことがわかりました。

 

  多くの患者さんと深く話し込んだ後、身体の病気のほとんどは患者のネガティブな感情と過去のトラウマが影響していることに気づき、そこで私はもともとのボーエンセラピー、ホメオパシーの他に、バッチフラワーレメディ(Bach Flower Remedies)とEFT感情解放テクニックも加えたところ、なんとこれが多くの病気の壁を解く鍵になっていたことがわかったのです。患者さんは皆もっと健康になり、とても喜びました。

 

  それで、私が学んだことや経験したことに基づいて台湾で『不開心,當然會生病(ハッピーじゃないなら、もちろん病気になる)』という本を出版しました。この本は、感情と病気の関係にフォーカスしたものとなっています。そこで書きおわらなかったことですが、私が発見した宝物ともいえる大切なことは、「感情と「願いが叶う」こととの関係」でした。

 

  まず理解しなければならないのは、「外の世界の状態は内の状態を反映した結果にすぎない」ということです。そのため、自身の人生における苦境も含め、身体上のどんな病気も、内部の感情、あるいはネガティブなエネルギーの源があります。ネガティブな状態に囚われ、ネガティブな感情を持っていれば、より多くのネガティブな結果が外に出るということです。相対的に、良い感情の状態でい続ければ、より多くの良いことを引き寄せ、自分を幸せにする結果が外に出ます。これは、まさに引き寄せの法則です。

 

  願いを叶えたいのであれば感情は最大の鍵となります。なぜ感情解放がこのように重要なのでしょうか。下の図を見てみましょう。

 

 

 

 

  この図は私自身の引き寄せの法則に対する見解と詳説です。Aは今人生で苦境に陥っているため、しかめっ面をしている自分です。Bは問題が解決して、とても喜んでいる自分です。

 

  真ん中にある壁は自分がもともとネガティブな感情を蓄積していたために、願いに到達するのを邪魔しているもの、と見ることができます。エネルギー上の障害の壁のことです。ネガティブな感情が強ければ強いほどこの壁は厚くなり、崩すことは難しくなります。

 

   AとBはどちらも自分自身です。違いはどこにあるのでしょうか。答えは簡単です。感情の状態の違いだけなのです。

 

   私個人の実践の経験としては、邪魔をしている感情を放すことができさえすれば、自分自身と「願いが叶う」までの距離を近くすることができるということです。「EFT感情解放テクニック」及び「セドナ・メソッド(手放す法則)」は私が当初とても素晴らしいと感じた感情解放のテクニックでした。感情を解放さえできれば、真ん中にあった壁は崩され、願いに早く到達できるでしょう。そこで私は当時の経験から『放下的力量(手放す力)』という本を台湾で出版しました。

 

  その後すぐに、新しい問題が出てきました。感情解放は「願いが叶う」ことに対してとても重要な鍵なのですが、もし、自分の持っているネガティブな感情、或いはこの壁の厚さが想像をはるか超えるものだったら?

 

  運命を変えることは私が想像しているほどそんなに簡単ではありませんでした!多くの場合、問題は解決できません。それは、この事のネガティブなエネルギーが蓄積されすぎるからであり、これらの問題は潜在意識、人生の過去のトラウマ、ひいては前世(仮に前世が存在するとするならばの話ですが)のせいにでき、私たちにはこれらのエネルギーの影響を受けることによって特定の習性が生まれます。あらゆる生物が自分の習性に従って行動し、蓄積する習性が多ければ多いほど変えることは難しいのです。

 

  変えることがより難しいということは、往々にして何千万もの「分霊体」となって蓄積されてきた可能性があります。(分霊体とは私が計算した異なる時空間中にあるエネルギーの単位です。分霊体について、詳しくはp.58をご参照ください。)一般的に、感情を解放することは、感情を「とても強烈」なレベルから「よくない感じがない」ところまで処理することが出来るとされます。つまり、一回の分霊体を処理するということです。仮に一度のEFTを行うのに1分間必要だとした場合、あなたが一億個の蓄積された分霊体を解放したいなら、普通は一億分間、つまり190年の時間が必要だということになります。一般人にとって、これは一生をかけても変えることなどできない運命なのです。

 

  2014年の旧正月前、私の当時の財務状況、事業と感情はどん底にはまっていました。私が出くわしたネガティブなエネルギーは私が処理できる範囲をはるか超え、私の人生はまさに「魂の闇夜」を経ている段階であり、現況に対し無力でした。この「魂の闇夜」の段階は4か月近くにも及び、私は気落ちして、もうほとんど感情解放を諦めつつありました。当時、私が信じていた信念は覆され、私はもう自分を諦めるギリギリのところにいたのですが、他の道も断たれていて、私が唯一できることと言えば、感情解放を通して人生で一番つらい時の、ほんの短い時間だけでも自分に一息つけさせることでした。

 

  ある日、私が感情解放を終えて瞑想して休んでいる時、突然ひらめきました。EFTとセドナ・メソッド(手放す法則)を融合し、他にも私が学び、発見したもの、そして私が使える意識の力を加えて、一度に以前からもたらされたネガティブなエネルギーを処理できないか、と。そうやって「量子転化」は誕生したのです。

 

  初期の「量子転化」の概念は、あけすけに言えば「効果が強い」版の感情解放です。宇宙の深層意識を通して、その時の自分と自分の願いとの間のエネルギーの障害(分霊体)をなくすことさえできれば、願いが叶う確率は大幅に上がります。「量子転化」にはこのような効果があり、また引き寄せの法則の理念のもとに考えられているので、私は「量子転化」は引き寄せの法則を超えた極限のテクニックだと思っています。

 

  日々、この意識を力にした量子転化を実践する中で、より興味深く、面白い概念が生まれました。この間には、私がマグルから、ゼロサイキック能力を得た過程があります。そして、「サンドイッチ事件」が起きてから(詳細は本書の2章参照)、「量子転化」はさらに進化することになるのです。

 

  しかし、今ここでより深い概念について話す前に、私が長年この道で経験して理解したこと、「どうやって「願いが叶う」までの距離に近づけるのか」について見ておきましょう。

 

「量子転化」は正確にエネルギーの周波数を調整するテクニック

 

  以前自宅の内装をしていて、設計に変更があった関係で、打ちっ放しコンクリートの壁に余分な穴を一つ開けてしまいました。その穴がとても醜く、美しい壁がその穴のせいで台無しです!設計士には、優れた塗装屋を呼んできて対処させるから、心配しないように言われました。

 

  その日、塗装屋が来ました。彼はまず穴を塞ぎ、そして塗料を調合し始めました。まもなくその塗料を刷毛で塞いだ穴の部分の上に塗っていくと、…もしかなりの近距離で細かく見ないなら、まったく違いがわからないじゃありませんか!この塗装屋の調色の技術は本当にすばらしかったです!

 

   それで「量子転化」と「調色」との間の関係について考えました。「描画」とは何でしょう。最も原始的な描画とは、とても単純なことで、見たものを自分の方法で記録することです。(ここでは抽象派のことや意図的に個性的なスタイルを強く描き出す技法については脇に置いておきましょう。)ですから、描画を学ぶ第一歩は往々にしてデッサンであり、目の前にある物体の輪郭を鉛筆で描き出し、その線、質感、明暗の立体感を紙の上に再現することです。

 

   私がバンクーバーにいたとき、中国から来た有名な芸術家である程樹人先生に学んだことがあります。私は、先生にデッサンはどのようにしたらうまく描けるのか、と聞いたことがあります。先生は「君が見た全てのものをできるだけ、線一本の違いがないように紙に描き出せれば、それは素晴らしいデッサンになる」とおっしゃいました。

 

   絵画の技術に優れた人は、目で見た内容を完全に紙の上に再現できる能力があることがわかりました。それは、もっとも基礎的な画稿や線ないしは色調に至るまで完璧に再現できることも含みます。これが秘訣です。

 

   「量子転化」は厳密にいえば、「ターゲットを正確に再現する」エネルギーの周波数を変調することと設定することです。

 

   例えば、「お金持ちになりたい」(描画と同じで、まず描きたい絵のターゲットをロックします。)それから、自分自身を「お金がある」ところまで調整します。「お金がある」エネルギーと周波数を完璧に調整するか、或いは自分自身にコピーします。そうやって「お金がある」状態を顕在化させることができるのです。

 

   そう言ってしまえば簡単なようですが、実は少しも簡単ではありません。

 

   多くの人の願いはまさに「お金持ちになりたい」「誰々が私を愛してほしい」などですが、これらは少しも正確ではありません。

 

   描画を例に例えて、もしあなたが黄色に調色したいとするなら、画家にとってこれがどれだけ難しい要求になるかわかりますか。この世に色合いの異なる黄色がどれくらい存在しているでしょう!

 

   ましてや、自分を「お金がない」ところから「お金がある」状態まで調整する、誰々が自分に気がないところから、愛で満ち溢れた状態に調整することならなおさら…実に難易度の高いことなのです。

 

   依頼者によっては「量子転化」を行った後、進展のスピードがとても速いケースがあるのですが、それは彼自身にあった周波数がターゲットにより近かったからであり、すでにとても良い基礎を持っていたので、ただ微調整をすればよかっただけだったのです。もし自分の周波数がターゲットと遠ければ、もちろんかなりの時間を必要とします。それは白から黄色に調色するのと同じで、少しずつ緑や青を加えて、色感や濃さを見て、さらに青や緑を足していって、バランスをつかまなければならないということなのです。

 

   うまく調整したい場合、私は二つのポイントがあると思います。一つは、依頼者自身の感情の状態です。感情の状態がターゲットに近ければ近いほど、調整しやすいです。

 

   もう一つのポイントは、調整者本人の変調する能力で、つまり「量子転化」を行う本人のマナのレベルであり、そして言葉の使用の正確さです。

 

   例を挙げれば、「日本があなたに負ける」と「日本人があなたに負ける」、この二つはまったく違う状態です。「私には財運がある」と「私の銀行口座にはたくさん貯金がある」も違う状態です。

 

   これは、私の長年の「量子転化」の実践で気づいたことなのですが、宇宙の言葉の使用の正確さに対する要求は非常に高いです。いわゆる「はじめのごく些細な差が最後には大きな違いとなる」というまさにこの意味なのです。ある設定では、中国語では表せない言葉さえあり、 その場合は英語を用いるほかありません。宇宙はその仕組みにより、永遠にあなたが与えた言葉に正確に従って願いを実現させます。

 

   考えてみてください。もしあなたの願い事の言葉が正確でなかったら?それはまるで黒の顔料を手にしているのに、金色の太陽を描き出そうとしているのと同じです。これはまさに「ミッションインポッシブル」でしょう!

 

   願い事が正確じゃなかったらどうすればいいのか。私にはどうしようもありません。ただ、現れた結果に従って、さらに調整をし、少しずつ、一歩一歩、依頼者がターゲットに達するのをお手伝いするしかできません。私は「いきなり大成すること」に対して、これまで大きな希望を抱いたことがありません。

 

   それで、私が編み出した諸々のテクニックは、ターゲットに近づける諸々の色の顔料に例えることができます。使えば、あなたをターゲットにさらに近づけることが出来ます。ただ、もしかなりの正確さが必要なら、あなたの感情の調整、及び十分なフィードバックが必要です。そうすれば、あなたが希望する結果の実現まで、私にもっとターゲットの正確な調整を可能にします。

 

   つまり、あなたに必要な状態に「変調する」ことを通して完璧にあなた自身に再現することでもあるのです。

 

   依頼者自身の感情の調節をうまくやれれば、半分の労力で倍の効果が得られます。あなたの色と周波数はターゲットにとても近いからです。これに反しているのは、私が先ほど前述した黒の顔料を使って金色の太陽を描き出そうとするというとんでもない考えのことです。

 

 ですから、できるだけ多く楽しいことを経験しましょう!そうすれば、自分自身の顔料と周波数をより簡単に明るい光のスペクトル中に置くことができ、ターゲットに達する速さもかなり速くなるでしょう!

 

   最後に、もし「抽象派の画風」と「量子転化」の関係について話すとしたら?どちらも何にも囚われずに自由奔放にこの世界で遊ぶということだと言えるでしょう!

 

「願いが叶う」三つの条件

 

   長年の研究から、私が考える「願いが叶う」ために必ずなければならない三つの条件を以下に挙げます。

 

一、ターゲットとあなたの価値観がぴったり合っていること。

 

   例えば、もしあなたが永遠に仕事を一番に考えているなら、理想の家庭、理想の感情をもつことはできないかもしれません。それが反対でも同じことです。

 

   価値観の順序を決めておかないと、人生においてあなたはずっと、「自分はなぜ欲しいものがずっと得られないかわからない」というところで行き詰まってしまうでしょう。この時点でずっと出口のない堂々巡りになってしまいます。

 

二、ターゲットに対しネガティブな感情がないこと。

 

   お金が好きなのにお金が嫌いということはあってはいけません。この状態ではお金は入ってきません。

 

三、行動すること。

 

   行動しないのであれば、その後の結果もありません。もし、あなたがうちで怠けているなら、家を出て稼ぐこともできなければ、お金を得ることもできません。

 

   どのようにして自分の価値観を知るのか、これはとても深い学問であり、「あなたの人生で最も重要なことは何だと思いますか」という問題に簡単な一言で答えることはできません。私たちは自分の日頃の行動を詳細に分析することによって初めて、自分が価値観にどう順位をつけているのかを知ることができるのです。

 

   この三つは一つでも欠けていてはいけません。その中でも一番マスターするのが難しいのは「感情解放」です。これは私たちの成長過程で取り上げられてこなかったことだからです。

 

   『Spiritual Enlightenment: The Damnedest Thing』という著書の作者であるJed McKennaはかつて「宇宙はいたずら好きな大きな犬である」と言ったことがあります。

 

   この言葉は至極確かだと言えます。

 

   願い事をするとき、(口に出すことであっても、心で思うことであっても)自分の述べる願いの内容に注意しなければなりません。宇宙は基本的に「字面の意味に従って」願いを運んでくるからです。例えば、日本では言葉に力があるものだという、ちょうど言霊の概念と同じようなものです。

 

   もっともよく聞くケースでは、ある人が「早くたくさんのお金を得たい」と願ったところ、結果宇宙が与えた方法は、家族の事故を通して、最後に大量のお金を保険の賠償金としてもたらすというものでした。このような例は無数にあります。ですから、私が生徒に教える時には「安全にターゲットを設定すること」、つまり、どう「正確に願い事をする方法」を使って、楽しく、安全に欲しいものが手に入れられるかということをとても重視します。