あざみエージェントオリジナルカレンダー2024

 

4月と5月の川柳と写真をご紹介します。


5月のカレンダー作品は、小原由佳さん。

 

  つるバラの個人プレーが止まらない  小原由佳

 

 

愛する女優に百万本のバラを送った画家がいたそうですが、

 

美しいバラには棘があり、幾重にも重なる花びら、甘い香りにも

 

何やら麻薬的な陶酔感で人を幻惑する悪意に似た過剰性、

 

凶暴性が秘められている、かも??

 

このフリー画像を見つけた時に、由佳さんの句と妙にシンクロするものを

 

感じてすぐに採用しました。

 

 

こちらは4月の一橋悠実さんの作品。

 

  キャラメルポップコーンに裏切られるとは  一橋悠実

 

このカレンダーを購入くださった読者から、

 

「裏切られるよねー」とのコメント。

 

4月、5月の川柳と写真。

 

全然違うけれど、詠まれている句、ことばの斡旋から受けるイメージは

 

明るい表面とは裏腹に、その下には全てを呑みこむブラックホールのような

 

人間がもっている狂気や過剰性、虚無が見え隠れしているように思います。

 

なぜ、この作品を選んだのかとか、なぜこの作品にこの川柳なのかなど、

 

カレンダーになったあとで、いろいろと自分で思い返して楽しんでいます。

 

花花花

 

今年もオリジナルカレンダー掲載作品を募集します。

 

あざみの会会員ならどなたでも応募できます。

 

詳細は今月末発行の「あざみ通信」№32で。

 

さて、2025年にはどんなカレンダーが出来上がるのでしょう。

 

とてもワクワクしますねぇラブラブ