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下堂薗恵築のブログ

飲食店をモデルに商売の原則原理を書いています。

固客生涯価値というものがあります。
  
顧客生涯価値(LTV=lifetime value)とは
  
1人の顧客がある企業(お店)との
  
取引期間中に支払う合計金額から、
  
その顧客を獲得・維持するための
  
費用を差し引いた利益額の事です。
  
例えば、フリーペーパーに
  
クーポン付きの広告を出稿して
  
新しく来てくれたあるお客様が、
  
わずか1カ月の間に5回も
  
来店してくれたとします。
  
毎週のように来てくれるのですから
  
成功と言えば成功ですが、
  
もし飽きてしまいピタリと
  
来なくなってしまったとしたら・・・。
  
一方、昔からの顔なじみで
  
年に1、2度しか来ないお客様もいます。
  
でも気心が知れているので、
  
こちらから特に何をするわけでもないのに、
  
もう10年以上も通っていただいている・・・。
  
最終的にどちらのお客様が
  
お店に利益をもたらせてくれたかは
  
一目瞭然でしょう。
 
このように集客を考える時には
  
長期的な視点が必要です。
  
5万円の広告を打ち、
  
一気に30人
  
(仮に客単価3000円=売上9万円)の
  
新規客が来店したとしても、
  
全員が1回きりの来店では、
  
ほとんど利益は出ないのです。
  
一般的に新規客を獲得するには、
  
既存顧客の維持の5倍以上の
  
コストが必要です。
  
これは女性との交際を
  
考えるとよく分かります。
  
出会いの頃は、まだ関係性が薄いので、
  
ひんぱんに連絡を取りデートを重ね、
  
プレゼントを贈ったりと、
  
あなたの良さを理解してもらうために、
  
手間やお金がかかります。
  
でも、交際OKの返事をもらい、
  
その期間が3年、5年と経つにつれて、
  
それほど頻繁に合わなくても、
  
それほどお金がかかる事をしなくても、
  
お互いの事を理解しあい、
  
良いおつきあいが出来るようになるのです。
  
もちろん、倦怠期やマンネリで
  
別れてしまう事もありますが、
  
それは相手の事を思いやる気持ちが
  
なくなってしまったからです。
  
大事な人(お客様)を楽しませてあげたい。
  
幸せにしてあげたいという気持ちがあれば、
  
お金をかけなくても方法はいろいろある。
  
そういうことです。
  
ですから、
  
新規客の獲得はもちろん大事ですが、
  
そこにばかり注力しないで、
  
多くのお客様を顧客化(リピート対策)
  
→できるだけ長く多く来店してもらう
  
(離脱防止)というサイクル作りに、
  
バランスよく取り組んでいくことが
  
重要なんです。