銀河戦国群雄伝ライ | 着の身着のまま

銀河戦国群雄伝ライ

真鍋 譲治
銀河戦国群雄伝ライ (24)

 五月病なのか、どうにもブログを書く気が起きなくなってはや約一週間。順位もうなぎ下がりのようなので実家で久しぶりに読んだ漫画のレビューでもしてみんとす。というか、久しぶりに実家の自分の部屋を見ると勉強机の上が戦艦大和に占拠されているは本棚の前にも所狭しとマンガが積まれているはでなんとも言いようがない気分であった。まぁ、現在の部屋も似たようなものであるが。

 で、本題であるレビューだが、本作は中学生くらいに出合った作品で長らく楽しませてもらった。ジャンルとしてはSFなのか架空戦記なのかよくわからんが、なんというか無駄な壮大さに少年時の胸が躍ったわけである。話の大筋としては銀河を統一していた帝国が滅び、群雄割拠の戦乱状態となった架空の時代を舞台に、ある一兵卒が立身出世していく物語である。大規模な宇宙艦隊戦もあったりするのに、兵隊は鎧兜で白兵戦をやるという無茶さがまた面白い。砲弾で吹き飛ばせばいいじゃんという突っ込みはナシである。ベースとなっているのは日本の戦国時代と中国の三国志などであるが、これをスペースオペラのように描こうという構想は非常に面白い。設定もしっかりしており、ひとつの戦国絵巻を作っている。ちなみに、絵柄は最初のころはちょっと崩れがちであったが、だんだんとまともになっていき、最後のほうでは線がしっかりした絵柄となっている。

 ちなみに本作はアニメにもなっているが、原作者と制作側が対立し、ろくなものに仕上がらなかったようである。個人的に好きな作品なのでリメイクを期待したいものだ。

 総評としては、無駄に壮大な話や歴史ものが好きな人にはお勧めである。ただ、整合性の取れていない設定はいやという人にはちょっと読むのは無理かもしれない。