前回記事「その271」に引き続きの自民党総裁選関連である。
■進次郎ステマ騒動:問題の深刻さを全く理解してない自民党左派とそのお仲間達
前回も考察した進次郎ステマ騒動だが、もはや世間やネットでは超絶大炎上している。【極めて深刻な事態】と言っていいだろう。今の日本の政治関連議論の中心的テーマなのは間違いない。
「何故今、本件がこれほどまでの大炎上になっているのでしょうか?」
理由は幾つかあるが、一言で言えば【進次郎陣営や党の現執行部(石破執行部)サイドが、問題の深刻さを何一つ全く理解していない(コンプライアンス意識があまりにも低過ぎる)】という点に尽きるだろう。
それ故に、『本来は炎上対策?のつもりのはずの(一応?の)謝罪?の発言がことごとく斜め上の的外れ』で【むしろ火に油を注いでいる】ばかりの惨状であり。それ(炎上対策の大失敗)が結果として加速度的な大炎上に繋がってしまっている。
本件の事態を客観視できている人からは、「問題の深刻さ」を指摘する発言も既に幾つも出てきている。
たとえば、ジャーナリストの青山和弘の下記の指摘(短い動画)。
小泉陣営の“ヤラセ”コメント問題に青山和弘氏
— Tokyo.Tweet (@tweet_tokyo_web) September 27, 2025
「自民党の議員は感性の鈍い人が多くて、『あまり関係ないんじゃないか』という人もいるんですが、この問題、甘く見ると、とんでもないことになると思いますよ」 pic.twitter.com/P54bVRit1x
>小泉陣営の“ヤラセ”コメント問題に青山和弘氏
>「自民党の議員は感性の鈍い人が多くて、『あまり関係ないんじゃないか』という人もいるんですが、この問題、甘く見ると、とんでもないことになると思いますよ」
「この青山和弘はこれまで総裁選では『かなり小泉進次郎推し』的な見解・発言をしていた人物で。つまりは『アンチ進次郎』などでは全くない(むしろ真逆の)人です。そういう人ですら『この問題は甘くみているとヤバいよ』と明確に小泉陣営や自民党に忠告している」
「ふむふむ」
そして国民民主党の玉木代表も。
国民民主・玉木代表「他党にも同様の工作行なっていても不思議ではない」小泉陣営ステマ問題で私見「自民への信頼大きく揺るがす事案」
2025/9/27 デイリー
>玉木氏は「小泉陣営の今回のステマ(ステルス・マーケティング)問題は、陣営だけでなく、自民党全体に対する信頼を大きく揺るがす事案だ」と私見。「牧島かれん議員は、小泉陣営の「総務・広報班」の班長を辞任したようだが、同氏は元デジタル大臣であり、現在の自民党のネットメディア局長である。今回のようなことが明らかになると、国政選挙でも、自民党はステマを行なっているのではないかと疑わざるを得なくなる」とも述べた。
>今回、自民党は、思った以上に大きなものを失っている」と述べた。
「この玉木代表も、数日前までは『進次郎に対し比較的好意的な発言をしていた』人物です。
うむ。玉木代表だけでなく、国民民主党の榛葉幹事長も、やはり本件を「決して軽い問題ではない」と重大視する発言をしており。
『総裁選後の新生自民党?の有力な協力・連立相手候補の一つ』である国民民主党側から、『本件についてこれほど厳しい声が出ている』という事実は、本来は(今後も少数与党状態が続く?)自民党としても軽視できる話では全くないはず。
「つまり、世間や党外の人達は本件を『深刻な問題』だときちんと認識しているのに、『自民党左派とそのお仲間達』だけが酷く感性の鈍い(前時代的な意識の)人ばかりで酷くトンチキな対応をしているから、こんな加速度的な大炎上に繋がっている、と」
そういうことやな。
「左派サイドの『トンチキな対応』というのは、具体的にはどういった部分でしょうか?」
■牧島かれんの謝罪対応?がまずあまりにも最悪過ぎる
以下記事を見てほしい。
小泉陣営ステマ問題、渦中の牧島氏は元デジタル相「事務所の判断だが私の確認不足」
>陣営の広報班長を務める牧島かれん元デジタル相は26日、事務所を通じて「申し訳ない」とのコメントを出した。
>牧島氏の事務所は、配信動画に小泉氏を称賛するコメントを投稿するよう要請するメールを陣営関係者に送っていた。牧島氏は「他の支援議員から私の事務所に問い合わせがあったことに対し、私の事務所の判断で参考例を送った」と説明。一方で「私自身の確認不足により、一部いきすぎた表現が含まれてしまった。申し訳なく思っている。今後、より細心の注意を払っていく」とした。
>自民の山田宏参院議員はX(旧ツイッター)で「牧島さんは、党広報本部のネットメディア局長であり、今回の総裁選の偽情報問題対策の責任者だ」と指摘し、不満をにじませた。
「この牧島氏のコメントは、なんかまるで他人事みたいな言いよう?ですね。溢れんばかりの『他責思考』全開というか」
うむ。牧島議員は本総裁選で『小泉陣営の広報班長』を務めており、更に現職の『自民党広報本部のネットメディア局長』であり、かつ『今回の総裁選の偽情報問題対策の責任者』でもあるようで。つまり、バリバリの『本件の広報責任者』である。元デジタル相でもある。
更に、大問題になった『やらせ(ステマ)依頼メール」は、牧島氏の事務所から小泉陣営スタッフら宛に送付されていた。牧島氏の事務所から、こんな『世間にバレたら確実にヤバいメール』を出す際に、『牧島議員本人の了承を得ていない』というのはまずあり得ない。
そういう意味では、牧島議員は本件の『広報責任者』であり、同時に現場の『実行犯?のリーダー』でもある、と言えよう。
にも関わらず、牧島議員は今回の件の発覚後、「表(公の場)に出てきての謝罪や記者会見・記者質問などに応じる』ことは今に至るまで【一切】していない模様。
最初に記者団の前に出てきたのは何故か牧島議員ではなく、選対の事務局長代理を務める小林史明だけだった。
「不祥事をやらかした当の広報責任者(牧島)が、自身は卑劣にも説明責任から逃げて『事務所を通じて一方的なコメントを出す』のみで、記者会見には別の者を出して説明させる? 牧島議員は絵に描いたような【説明責任完全放棄の、最悪の対応】ですねぇ」
うむ。
しかもその『事務所を通じて出した一方的なコメントの内容』もかなり醜悪で。
【私の事務所の判断で参考例を送った】
【私自身の確認不足により、一部いきすぎた表現が含まれてしまった。申し訳なく思っている。今後、より細心の注意を払っていく】
断言するが、これは【炎上対策】としては0点以下。絵に描いたような【最悪】のコメントである。
【私の事務所の判断で~】【私自身の確認不足で~】とか言ってる時点で、【(牧島議員本人ではなく)事務所のスタッフがあくまで彼ら自身の判断でやったこと(ただの監督不行届?)】だと全力で【責任転嫁】しているコメントなのは、誰が見てもわかるだろう。
「悪徳政治家の定番?お得意?の『本件は秘書がやったこと』的な、他責性全開の言い訳ですね」
■更に本件で深刻なのは
更に深刻なのは、【私自身の確認不足により、一部いきすぎた表現が含まれてしまった】【今後、より細心の注意を払っていく】という文言。
この文言は、残念ながら牧島議員が【本件で何が問題なのか?】という点を1ミリも理解していない、という事実を如実に示している。
「『一部いきすぎた表現』というのは、小泉陣営が示した24の例文の中の例えば『ビジネスエセ保守に負けるな』みたいなごく一部の例文【だけ】が問題だった、というのが彼らの認識なのでしょうか?」
文脈からはそうとしか読み取れない。で、そうした彼らの認識は果たして「正常」なのか?
そもそもステマ(ステルスマーケティング)とは何か? Wikipediaから一部引用すると。
>非営利の好評価の口コミを装うなどすることで、消費者を欺いてバンドワゴン効果・ウィンザー効果を狙っている。
>やらせやサクラなどもこの一例に分類される。事業者自らが第三者のフリをする「なりすまし型」と、宣伝対価の利益供与が秘匿されている「利益提供秘匿型」の2種がある。
「【つまり、事業者自らが無関係の第三者のフリをして(なりすまして)『やらせコメント』を投稿する】のは、たとえその内容が誹謗中傷などではない『身内ageのヨイショ(サクラ)コメント』であっても『がっつりアウト』、というのが現代のステマの定義だ、と」
そこよ。
ここからは『ステマ』ではなく、より適切なワードである『やらせ』の問題として主に本件を扱うが。
現代社会の(先進国の)コンプライアンスの常識としては、既に【『やらせ』はその時点で(内容に関わらず)アウト】という認識が【当然】になっている。
たとえばテレビ番組などでも、数十年前までは『やらせ演出』は当たり前のように存在・横行していたが、今の時代では『やらせ演出』は、それだけで原則、『放送倫理違反』として『アウト』になる。
「今のテレビ番組でもし『やらせ演出』がバレたら、視聴者から抗議が殺到し、BPOなどで厳しく追及されたりしますね」
例としては以下など。
やらせの2番組審議入り 放送倫理違反疑いとBPO
>「クレイジー」は8月の放送回で、スタッフが事前に用意した生物を専門家がその場で発見したように見せていた。「スーパーJ」は、3月放送の業務用スーパーを取材した企画で、登場した買い物客が実際は番組スタッフの知人だったが、初対面を装っていた。
現代社会において、消費者相手の事業者がもしSNSやネット番組などでステマをしたら厳しく追及され罰せられる。テレビ局が番組でもし『やらせ演出』をしたら厳しく追及され罰せられる。
なのに、政治家(国会議員)だけはステマや第三者になりすましての『やらせ(サクラ)コメント』を組織的に投入しても全く無問題で追及不要、などということが果たしてあるだろうか? いやない!(反語)
つまり、本件は小泉陣営が【ネット番組中に(無関係の第三者になりすました)やらせ(サクラ)コメントを組織的に投入した】という時点で、既に現代のコンプライアンス的には【完全アウト】なのである。民間企業がもしそんなことをしてバレたら、少なくともその広報責任者はほぼ確実に懲戒処分、トップも何らかの責任を取らされる(辞任等)ことになるだろう。
「つまり、24の例文で言えば【全部アウト】というのが【当然の認識】でなければおかしいはず。なのに、【一部いきすぎた表現が含まれてしまった】みたいな超絶にズレまくった言い訳?をして本件を必死に矮小化しようと画策している牧島議員は、なるほど確かに【本件で何が問題なのか?】という点を1ミリも理解していないようですね」
「なんか、セクハラとかパワハラとかの問題を必死に矮小化・責任転嫁しようとひたすらおかしな言い訳に終始する自己中全開な加害者、みたいな酷い釈明ですねぇ」
■牧島議員の引責辞任?時の釈明についても明らかにヤバ過ぎる
ここまでだけでも既に【十分過ぎるほどのヤバい】案件なのだが。
本件の問題のヤバさは、こんな部分ではまだ全く終わらない。
当然だが本件の主犯格?だった『広報責任者』の牧島議員が、本件の責任を取って引責辞任するのは「至極当然」の話だろう。もし民間企業なら「当然に懲戒解雇級」の大失態、大スキャンダルである。万が一にも「処分なし(お咎めなし)」などという【超絶トンデモ対応】など到底あり得ない。
で、今回は…以下動画を見てほしい。
小泉陣営“称賛投稿”要請問題で牧島かれん氏が陣営幹部を辞任「問題が長引くことで妨げになる」2025/9/27 FNNプライムオンライン
>小泉進次郎農水相の陣営幹部の職(広報班長)を辞任したことがわかった。
>一方、牧島氏は殺害予告や爆破予告のメールが相次いだことから、警察に相談をしていた。
>関係者によると、辞任について牧島氏は周囲に対し「問題が長引くことで団結して取り組むべき自民党再生に向けた議論や政策論争の妨げになると考えた」などとしている。
「え!なんですかこれ!?まるで『本件の被害者は私』『本来は私が辞任する必要などないほんの些細なミスでしかなかったのに、その件で心無い人達?からの誹謗中傷の脅迫メールや電話が何故か殺到してしまったから、関係者を慮って仕方なく私が辞任してあげます』みたいな【被害者仕草全開】の【なんちゃって謝罪!?】は!! 彼女には誠意や反省の欠片も見当たりませんが!」
うむ。本人は「引責辞任」的なことは一言も説明しておらず、本当にあったか否かも不明な(非実在?の)『殺害予告ガー! 爆破予告ガー!』という被害者仕草オンリー?
この酷過ぎる【斜め上の被害者仕草】っぷり、なんか最近見たような既視感(デ・ジャブ)があるような?
「あの広陵高校の暴力騒動で、広陵高校の野球部長とかが披露して日本中をドン引きさせたあの【被害者仕草】では?」
それだ!
しかも、牧島議員が今回辞任したのは、ただ「今回の総裁選の小泉陣営の広報班長の職」だけのようで。他の役職は継続、議員辞職もせず、離党(除名)も注意も懲戒処分も一切全くなし?
「ええ!? そもそも総裁選の小泉陣営って、あと一週間(総裁選終了)で解散する組織ですよね? 彼女はただその職の辞任?を自主的に一週間早めただけ(党から処分は一切受けてない)で、『自民党広報本部のネットメディア局長』とか『今回の総裁選の偽情報問題対策の責任者』とかの本丸の役職?は辞任しない(継続)のですか!? もはや誰がどう見ても彼女は【それらの役職にはこの世で最も不適切な人物】にしか見えませんが!」
信じ難い話だが、報道を見る限り、どうやらそういうこと?のようで。狂気の沙汰である。
そして、辞任報道時も牧島議員は記者団の前に(表に)出ることは一切なく、一方的なコメントを送ってくるだけだった模様。【政治家の説明責任】とやらは一体何処に消えたのだろう?
「これって彼女が説明責任を果たさないままこのまま逃げて雲隠れしたいから、『関係者を慮って~』みたいな他責思考の被害者仕草で、どうでもいい一時的な役職だけをただ自主的に辞任しただけ?」
「なるほど。これは確かに【炎上対策】としては0点以下です。そりゃ【むしろ火に油を注いでいるだけ】なのは明らかで、結果として本件の加速度的な大炎上に繋がっているのは道理です。こんな【被害者仕草全開のなんちゃって謝罪?&逃亡】だけで【幕引き】なんて到底あり得ない訳で!」
と、ここまでは『本件での牧島議員の言動や対応の超絶的なヤバさ』について考察してきたが。
こうした【コンプライアンス意識の末期的な(10年は時代遅れの前時代的な)ヤバさ】や【言動や対応の超絶的なヤバさ】は牧島議員だけではなく、実は進次郎本人や、党の現執行部(石破政権執行部)も全く同様なのではないか? と思われるフシがあり。
前述の青山和弘らが『この問題、甘く見ると、とんでもないことになると思いますよ』と忠告しているのは、そのあたりの話であろう。
長くなったのでその話はいずれ(予定では次回)。





