【新日本ファクトチェックセンター】
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前回に続き都知事選の考察を。前回記事(その142)は以下。

 




■断言しよう!蓮舫の27日の出馬会見は大失敗

まず、先日27日の蓮舫都知事選出馬会見の評価やその後の動向について。

当ブログで前回記事で「蓮舫都知事選出馬会見の違和感」を指摘したが、こうした違和感を覚えたのは決してワイだけではなかったようで。

ネット上のブログやXのポストなどを見ても、「蓮舫は100%他者批判・他者攻撃ばかりでウンザリ」「都政をどうしたいのか?の政策やビジョンが蓮舫の会見では皆無だった」といった【違和感】を指摘する国民の声はかなり多いように感じる。

真琴「今は感覚的には3:7くらいで蓮舫には『ネガティブな評価』の方が有意に多いくらいでしょうか」

翔子「蓮舫は都政の考え等について『完全に準備不足』のまま、何故か突然急遽の出馬会見を今週開いて、結果『派手にやらかして大失敗しちゃった』感じですねぇ。蓮舫は何故こんなに焦って出馬会見に突き進んだのでしょうか?」

うむ。推測にはなるが、蓮舫は今回ひたすら「政局重視」「風重視」のみで出馬会見のタイミングを選んだ、ということではないかと。

立憲民主党は先日の3補選で全勝し、26日の静岡知事選挙でも勝利した。
その静岡知事選の結果が出た26日深夜、27日早朝あたりが、「政局の風」という点では「立憲民主党に最も強い追い風が吹いていた」タイミングだ、と考えたのではないか。

他者攻撃しか能が無い…もとい、「他者攻撃が最大の得意分野」である蓮舫が、この追い風に狂喜乱舞して「乗るしかない、このビッグウェーブに!」と前のめりで(政局オンリーで)急遽の出馬会見を決定した、という姿は目に浮かぶようである。

真琴「そうだとしても、ここまで焦っての急遽の出馬会見をする必要があったのでしょうか?」

確かに。都知事選は「本命候補を狙うなら後出しジャンケンが有利・定石」というのは散々既出の話であり、告示が6月20日という点からすると、6月上旬以降の出馬表明くらいが「定石」には思える。蓮舫出馬会見はまだ告示より3週間以上も前の時期だった訳で、定石からすると「時期が早すぎる」印象は確かにある。

ま、立憲民主党も何かとアレな議員が多数いるので。お仲間がいつ致命的な失態や失言をやらかして風向きが激変するかもわからない。
蓮舫もそんな不安に急き立てられ、「追い風最高潮の今のうちにさっさと出馬会見したい!」と考えたのかもしれんな。

翔子「あー。その不安?はちょっとわかるような気もw」

とはいえ、結果的にはこの会見は「大失敗だった」と言わざるを得ない。

こと都知事選での蓮舫について言えば、あの会見後は「追い風が完全に消し飛び、むしろ逆風」と言っていいくらいの空気に一変した、とすら感じられる。

生姜教授「何を根拠に言っている!そんなのはただの妄想だろうが!」

ま、現状ワイがその点の根拠となる定量的なデータを持っている訳ではない。確たる根拠は示せないのはその通り。

ただし参考までに言えば、それは決して「ワイ個人だけの評価」ではなく、以下のようなメディア記事は既に出ている。



■現時点では小池百合子がかなり有利

以下記事を見てほしい。

都知事選の投開票日が明日なら小池氏が圧勝…蓮舫氏が巻き返すためには何が必要か
2024/5/29 デイリー新潮

 

>実は各党がこっそり都知事選について世論調査を行っています。その結果は、かなり小池さんに有利、蓮舫さんには不利な数字になっています。仮に明日が投票日なら、小池さんが3選を果たすでしょう。


真琴「新潮は『かなり小池さんに有利、蓮舫さんには不利な数字』とまで言い切ってるんですね」

うむ。これも「証拠」はないが、実感としてはこの見立てにワイも同意である。


また、この会見の後、東京都内52首長(全体の8割)が小池都知事に出馬要請をしているという事実もある。

東京都内52首長が小池都知事に出馬要請 加わらなかったのは?
2024/5/28 毎日新聞

 

>任期満了に伴う東京都知事選(6月20日告示、7月7日投開票)を巡り、都内の首長の有志が28日、現職の小池百合子知事(71)に面会し、3選に向けた立候補を要請した。

>要請に名を連ねたのは都内62区市町村のうち、全体の8割にあたる52の区市町村長。

翔子「区市町村長の8割が小池都知事に出馬要請。もはや『オール東京』は完全に小池百合子側に見えますね」

真琴「これはもはや、都知事選は小池百合子の当選でほぼ確定?」

それは流石に先走り過ぎ。話はそう単純ではない。

「現時点では小池百合子がかなり有利」という新潮の情勢調査・見立ては「客観的に見ても正しい」と見るが、それはあくまで「現時点では」であって。

投票日まではまだ1ヶ月以上ある。

「蓮舫の27日の出馬会見は大失敗だった」のは事実としても、「既に勝負は決した!」などと思い込むのはまだ早い。早漏にて候。まだ何があるかはわからない。

翔子「蓮舫がここからの巻き返し、逆転は可能だと?」

その最大の理由は以下。


■蓮舫の最大の味方は(左巻き)オールドメディア軍団

当ブログではこれまでさんざん考察してきたが、日本のマスコミの偏向報道(捏造報道)は「日本の最大の病巣」と言っていいくらいに酷いものである。

真琴「いつも口を酸っぱくして言ってますよね」

今後、オールドメディアだのテレビの自称有識者だのが必死に「蓮舫age、小池百合子sage」の偏向・捏造報道に総出で全力を傾けてくる可能性は十分にある。

そして誠に残念ながら、テレビや新聞等オールドメディアの「第四の権力」は、まだまだ世論に強い影響力を持っている訳で。


今後、小池百合子が【最も注意しなければならない】のは、「マスコミに揚げ足取りで捏造曲解報道されるような、迂闊な発言を絶対にしない」という部分だろう。

共同通信だの東京新聞だのといったアッチ系メディアは今後、「小池知事に、何とかして『失言』にでっち上げられそうな発言はないか?」という一点のみで執拗に小池百合子を追い回し悪意の質問責めに走るのではないかと思われ。上川陽子の失言?を共同通信が捏造報道?で生み出したみたいに。

あるいは、「何年も前の小池氏の疑惑案件?新情報?や怪文書?が、何故か今になって突然、謀ったようなタイミングで複数案件で次々と新規発掘(でっち上げ?)されてテレビやニュースで報道され小池知事がバッシングされまくる」みたいな展開とか。

翔子「嫌な世の中ですねぇ」