【新日本ファクトチェックセンター】
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今回は幾つかのテーマについてざっと触れたい。



■悪名高い自称ジャーナリストの青木理がまた酷いデマを垂れ流している模様

青木理「岸田首相の米議会演説、米主要メディアやアメリカの3大ネットワークはほとんど報じてない」⇒ 山田敏弘氏「え?? 嘘はいけません。例えば…ロイター、AP、ワシントン・ポスト…」「さらに、3大ネットワークNBC、ABC、CBS」と事実陳列
拡散新聞 2024.04.13

 


翔子「あらら。青木理によるフェイクニュースですか」

うむ。元ネタは東スポの以下記事などであるが。


青木理氏が岸田首相の米議会演説の内幕暴露 米主要メディアは「ほとんど報じてない」
東スポ 2024.04.12

 

>青木氏は「アメリカにいるたまたま新聞記者とちょっと話したら、CNNやアメリカの3大ネットワークはほとんど報じてないみたいですよ」と証言した。


客観的事実として、岸田首相の米議会演説は大半の米主要メディアできちんと報じられている。これは「調べればすぐにわかる」レベルの基本的な事実。

つまり、冒頭の拡散新聞の記事(山田氏のポスト)で指摘されているように、この「青木理の主張」は「完全なデマ・大嘘」である。


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真琴「青木理っていつもいつもデマや嘘ばかり語っているような?」

うむ。青木理は「基本的な事実確認すら一切せず?に平気でデマを騙る、素人以下の知性?の自称ジャーナリスト」という点で、望月衣塑子あたりの同類と言ってもいいだろうな。



■「関西生コン側が敗訴(最高裁)や有罪判決」「暇空茜が国賠訴訟で東京都に勝訴」

尚、真に「何故かメディアではほとんど報じてない」案件というのは、たとえば「関西生コン側が敗訴(最高裁)や有罪判決」のニュースとか「暇空茜が国賠訴訟で東京都に勝訴」みたいなニュースのことである。


X民「関西生コンが反社であることが確定したって凄いニュースだよね… この赤髪なんてれいわのデモに普通に参加してるからね。れいわってそういう政党だったんですね… もう支持は辞めます」

 




「陰謀論者と言われる理由はわかりますが…」国賠訴訟で東京都に勝訴した「暇空茜」インタビュー「世間の批判にすべて答えます」

 



「報道しない自由」にも立ち向かっている「暇空茜」氏

 




■イランがイスラエルに報復攻撃でミサイル発射

さて、以前から懸念されていた中東問題であるが、イランのイスラエルへの報復攻撃が開始された模様。

翔子「いよいよ始まった、ということですね」


【速報中】イラン イスラエルに無人機やミサイルで大規模攻撃

NHK 2024年4月14日

 

>「バイデン大統領は、イスラエルの安全に対するわれわれの支持は揺るぎないと明言している。アメリカはイスラエルの人々とともにあり、イランからのこうした脅威に対する防衛を支援する」として、アメリカによるイスラエルの防衛への関与を強調しました。


このイランの報復攻撃自体は「予想されていた」ことではある。
こちらとしては気になるのは、「この後、世界がどう動いていくのか?」という展開の話であり。

上記のNHK記事が正しいなら、「米国(バイデン)はイスラエルの防衛への関与を強調した」と明言したようで。

真琴「アレ?結局、バイデンは実質、イスラエル全面擁護の側に回るのですかね?」

NHK記事が正しいなら、概ねそういうことになるのだろうな。

当ブログでも再三書いてきた通り、今年は米国が選挙イヤーである。

そのせいもあり、少し前まではバイデンには「イスラエル非難」の声明を発したり、という迷走傾向も多少見られたのだが、今回の「イランからの報復攻撃」により、結局はバイデン本来の「徹頭徹尾親イスラエル」の鮮明姿勢に戻った、ということなのだろう。

翔子「それで世界は大丈夫なのでしょうか?」

ワカラン。
今の状況が、一歩間違えれば「中東大戦争」や「第三次世界大戦」にすら直結しかねない、「危険な状態」なのは間違いない。


もう一点、気になるのは「日本の岸田首相が、冒頭の記事でも挙げた米議会演説や今回の訪米で【米国民主党寄り】の姿勢を鮮明にした」という点。

真琴「どういうことでしょうか?」

米国は今年大統領選挙があり、次の大統領は共和党の候補(トランプ)である可能性も十分ある。というか現状では「その可能性の方が若干高い?」と言ってもいいくらいで。

翔子「ふむふむ」

米国がこういう状況のケースでは、日本の首相は通常、「民主党、共和党、どちらが勝っても対応できる」ような(中立寄りの)態度を取るのが一般的なセオリーで。

「米国の片方の政党に全ベットし、もう片方の政党から反感を買う」ような態度は、ギャンブルが外れた場合のリスクが大き過ぎるので禁物。それが日本外交のセオリー・鉄則だった、と言ってもいい。


岸田首相もこれまでは概ねそのセオリーに沿った「無難な対米外交」路線だった、というのが一般的な評価だろう。

ところが、今回の岸田訪米ではそうしたセオリーを無視して、共和党側の反感を買いそうな(しかし民主党は喜びそうな)発言・姿勢を「敢えて」しているような形跡が見られた。

これは「明確な変化」と言っていいのではないかと。

真琴「何故、岸田首相の対米姿勢が今回急に変化したのでしょうか?」

まだ確定的なことはワカラン。

が、一つの仮説としては、岸田首相は「国(日本)の国益」よりも「岸田個人の利益」を徹底追求する方向に「腹を括った」のかもしれん。

翔子「腹を括った?」

うむ。

岸田首相は各種対応などを見ても「他人や下の者には厳しく処罰、しかし自分自身には徹底して甘い(自分だけ無処分)」な方針が最近は顕著で、そうした姿勢は党外からも党内からもかなり反発を受けている。

内閣支持率は最低を更新し続け、党支持率と比較しても「党内で誰よりも支持率や信頼回復の阻害要因になっているのは他ならぬ岸田首相自身の存在」なのはもはや明白である。

しかも遅くとも9月には自民党の総裁選がある。

日本の今の政局は流動的であり、解散総選挙があるのか否か?等は不明。しかし、「今年の10月以降の時点で首相の座に座っているのは誰か?」という点で、「岸田首相が続投しているだろう」と思っている国民はもはや少数派だろう。

謎の鈍感力を発揮し続けた岸田首相も、あるいはようやくその点を理解したのではないか。

つまり、来年1月に米国大統領に就任するのが誰であれ、今のままなら「その時にカウンターパートである日本の首相の座にいるのはおそらく自分(岸田)ではない」と彼も自覚した。

「なら、もはや共和党に気を使う必要などないな」という利己的な判断は岸田ならあり得る。

真琴「今の現職米国大統領はバイデンだから、岸田首相としてはもはや将来のことは一切気にせずバイデン民主党側への全ベットを決断したと?」

ま、まだあくまで仮説だがな。