【新日本ファクトチェックセンター】
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■松本人志と文春

さて、松本人志と文春の騒動の件について。

世間ではここ暫くずっとワーキャー大騒ぎの騒動になっていたものの、当ブログではこれまであまり扱ってこなかった。

たしか「その108」で某セクトのダブスタ批判の際に軽く言及した、程度だと思う。

 


翔子「何故、これまであまり扱ってこなかったのですか?」

ワイは「芸能人のゴシップスキャンダル報道?」自体にはさほど関心がなく、社会的意義も見い出せなかったのがその理由。


なのだが、「ここに来て新情報がかなり出てきている」のと、本件は既に「マスコミ(文春)擁護派 VS 反マスコミ派」の代理戦争?的な様相を呈している部分があり、看過できない話もあったので、今回はこの件を取り上げたい。

真琴「米国大統領選関連も指名争いが決着して小休止っぽい感じですしね」



■新情報についてダイジェストまとめ

本件で「新情報」をざっくり分類すると、以下の4つになるだろうか。


【A】
松本人志報道の当事者・渡邊センス、文春側の「記事と取材には十分な自信」に「どこがですか?」 “実態”記す

 


【B】
文芸春秋総局長、松本人志問題は「刑事事件として立件するのは不可能」「客観的な証拠はない」と発言

 


【C】
松本人志らへの質問回答期限が短すぎ? 文藝春秋・総局長、「取材がずさん」と指摘受け吉本とのやり取り明かす

>27時間ってあまりにも短すぎませんか


【D】
霜月るな 松本人志との飲み会参加「携帯の利用を禁止という発言なんてなかった」


松本人志の大阪ホテル飲み会参加の女優 新たな証言投下「それも嘘です」

 


総じて「文春側の記事内容の信憑性・正当性」が大きく疑問視される新情報ばかりであり、「松本人志と文春の一連の騒動」についての世論も明らかに「風向きがガラッと変わった」印象を受ける。



■【D】の霜月るな氏の証言関連について

まず【D】の霜月るな氏の証言の件について考察したい。

翔子「これ、そもそもどういう話なのでしょうか?」

文春の松本糾弾「第6弾記事」(2月12日号、2月8日発売)に記載された「J子さん」の証言記事内に出てくる「J子飲み会(仮称)」に参加していた女性の内の一人で「ギャル系のAV女優」と書かれていた女性がいる。

J子飲み会とは、2016年夏、大阪のリッツカールトンでの飲み会である。

で、霜月るな氏が「このギャル系のAV女優とは私の事です!」と名前も顔も堂々と出して名乗りを上げ、「文春の松本糾弾記事には嘘が多数ある!」と告発した。

真琴「あらら。『文春記事の嘘』とは具体的にはどういった点なのでしょうか?」

これまでの主要な指摘は文春記事の以下の4点について「記事に嘘がある!」という内容だと考えられる。



■文春記事の4つの嘘?

①J子さんは田村けんじと仕事を通じて事前に面識があり、この16年夏の(リッツカールトンの)飲み会にJ子さんを誘ったのも田村だった

②J子さんはこの時、他の3人の女性(霜月るな氏含む)とは面識がなかった

③J子飲み会も含め、これら文春記事で報じた飲み会では「飲み会の最中は携帯電話を没収、または利用を禁止すること」という共通ルールがあった

④J子飲み会も含め、これら文春記事で報じた飲み会では「飲み会の終盤、何らかの『ゲーム』を行い1人の女性を寝室に残し、他の参加者は退散」という「たむけんタイム」を実施する、という共通ルールがあった

翔子「ふむふむ」

まず、この4点に対する霜月るな氏の証言(言い分)をチェックすると

①は文春記事が嘘。この「J子飲み会」の際にJ子さんを誘ったのは「霜月るな」であり、田村けんじではなかった。

この点は田村けんじも「(その飲み会の時点では)J子さんの連絡先も知らなかった僕が、J子さんに『VIPの飲み会』と伝えるのは不可能。そもそも誘う事が不可能」と、霜月るな氏と同様の証言をしている。
更に田村けんじは「霜月さんが参加してくれたのは1回だけ、そこに友達として呼んでくれたJ子さんは間違いなくあの人だけで1回だけ」と断言していることから、「実は文春第6弾記事とは別の飲み会の話だった」とか「人違い」みたいなこともまずなさそうである。


②も文春記事が嘘。J子さんと霜月るな氏は以前からの友達であって、面識があった。それどころか、この飲み会にJ子さんを誘ったのは(前述の通り)霜月るな氏だった。


③も文春記事が嘘。「携帯を没収なんて言われてもないし携帯の利用を禁止。という発言なんてなかったです。私は飲み会中に当時の彼氏にだいたいの帰宅時間なども連絡していたし普通に携帯を触っていたので」と霜月るな氏は証言している。


④も文春記事が嘘。「たむけんタイムなんてありませんでした」と霜月るな氏は証言している。


真琴「かなり具体的な証言ですね。もしこの霜月氏の証言が事実なら、文春の松本糾弾記事には嘘・デマが多数含まれていた?」



■文春記事に書いてあった内容チェック

その前に「この4点について、本当に文春記事でそう書かれていたのか?」についても一応チェックしておきたい。


上記の①②については、以下の東国原の動画が明確に内容を報じている。


東国原英夫 松本人志氏側には、霜月るな氏の証言、これは重要です。法廷でのウソの証言は偽証罪になります

 

>これ誌面読みますよ
>大阪府在住の元グラビアアイドルJ子さん。田村と仕事を通じて面識を持った彼女は、16年夏「VIPと飲もう」と誘いを受けた。

>部屋には彼女の他、面識のない3人の女性がいた
>面識のない3人っていうのはおかしいじゃないかというようなことの矛盾性をついています
>文春の記事に嘘が書いてある

翔子「なるほど。もしこの霜月氏の証言が事実なら、文春記事のこの部分が『嘘記事」だったのは確定しそうですね」

うむ。

③④については、一連の文春記事の中で、第6弾記事の直後の第7弾記事の中で

【これまで小誌が取材した部屋飲みに参加した女性たちの証言から浮き彫りになったのは、4つの共通点だ】

として、以下の「4つの共通点」を挙げて明記されていた。

「直前まで飲み会の場所がホテルの部屋であることを女性に告げない」
「松本が参加すると知らせない」
「飲み会の最中は携帯電話を没収、または利用を禁止」
「飲み会の終盤、何らかの『ゲーム』を行い1人の女性を寝室に残し、他の参加者は退散」

この点については以下の記事でも書かれている。

ミヤネ屋に出演の弁護士が松本人志報道の論調変化を指摘「初期の頃より…」週刊文春第7弾を特集

 


「たむけんタイム」というのは、上記の「4つの共通点」で言及された『何らかのゲーム』のことらしい。

「たむけんタイム」という文言については、以下の文春記事でも出てくる。

松本人志「SEX上納システムはある」「週刊文春」告発女性たちが猛反論。「たむけんタイムもありました」と核心証言も

 


真琴「つまり、①~④まで、『実際に文春記事でそう書かれていた』のはほぼ間違いなさそうですね」

うむ。つまり少なくとも

【霜月氏の証言と文春記事は矛盾している】

のは「客観的事実」だと考えられる。

もし霜月氏の証言が事実なのであれば、「文春記事のこれらの部分は『嘘記事』『不正確な記事』だった」、と確かに言えそうである。

 

勿論、これは「もし霜月氏の証言が事実なのであれば」という条件付きである。

現時点では「霜月るな氏がウソの証言をしている」可能性もゼロとは言えないだろう。その点は「他の証言女性」と同様であり、松本攻撃側にせよ松本擁護側にせよ、迂闊な断定・決めつけはまだ控えるべきである。




■橋下徹弁護士が霜月るな氏の証言を重要視してコメント

本件については、橋下徹弁護士も以下のように述べている。

橋下徹氏が「松本人志飲み」参加の女優証言に「超重要」 一部記事の”司法記者”に徹底反論

 

>「これが事実なら週刊文春の取材不足、すなわち真実相当性を否定する重要な証拠になる」

>ポイントは文春がどこまで取材を尽くしたか、取材で得た反対情報をどこまで開示したか。霜月さんにちょっと取材をすれば今回の記事のような書き方はできなかっただろう、霜月さんの証言も一緒に載せるべきだったと評価されれば文春の負け。

補足すると、この「霜月さんの証言も一緒に載せるべきだった」というのは、前述の文春の松本糾弾「第6弾記事」のことだろう。



■「文春擁護派」がやたらと美化絶賛してるらしい?以下の記事について

で、少し前まで嬉々として満面のドヤ顔で「松本叩き」に夢中になっていた?「松本攻撃派」は、これら【A】~【D】の新情報に伴う世論の風向きの変化?に対して必死に猛反発?し、「松本擁護派は頭冷やせ! まずこの冷静な西脇亨輔の記事を読め!」などと連呼している?模様で。

彼らが何故かやたらと美化絶賛している?のが、以下の西脇亨輔の記事らしい。


本当に松本人志の「救世主」なのか…「擁護派」セクシー女優の裁判への影響を、現役弁護士が徹底検証
週刊現代 2024.03.07

 


上記記事での西脇亨輔の結論は以下である。


(1)霜月さんの発言は別の事件の話なので、この裁判を左右する可能性は低い。

(2)霜月さんの発言の内容は実は文春記事とほぼ矛盾しておらず、それだけで文春記事を突き崩すのは難しい。

本件の西脇亨輔の主張の妥当性について考察してみたい。まずは(2)について。

ここで問われている論点は、あくまで【霜月氏の証言と文春記事が矛盾しているか否か?】である。(2)も「文春記事と」と書かれている。


そして前項までの考察で【霜月氏の証言と文春記事が矛盾している】のは確認できている。

「ほぼ矛盾しておらず」とは、西脇亨輔は一体何を言っているのか?

この週刊現代サイトの記事は複数頁に分かれており、2頁目の「NEXT」見出しでも「証言と文春記事はほぼ矛盾してない」と書かれている。

ところが3頁目の後半では

【霜月氏の証言と文春記事が矛盾しているか否か?】

ではなく

【霜月氏の証言とJ子さんの証言が矛盾しているか否か?】

という形に、こっそり「論点のすり替え」が行われている模様。そしてシレッと

【α】>「携帯没収」や「利用禁止」とまでは書かれていない

【β】>J子さんは、「たむけんタイム」について、一言も証言していない。

>「霜月さんの証言はJ子さんの証言と、事実関係はほぼ矛盾していない」

などと西脇亨輔はのたまっている。

上記【α】は③の話だが、既に考察した通り、文春の「第1~6弾記事で取り上げた複数の飲み会(4回程度、第6弾のJ子飲み会も含む)」の「4つの共通点」として「飲み会の最中は携帯電話を没収、または利用を禁止」とはっきり文春記事に書かれてある。

つまり【霜月氏の証言と文春記事が矛盾しているか否か?】

という本来の論点で評価すれば、西脇亨輔の主張する【α】は明白に嘘になる。一連の文春記事には「携帯没収」や「利用禁止」とまではっきり書かれている。


【β】についても(これは④の話だが)「J子さんは言ってない」という表現なら嘘ではない?が、既に考察した通り、「たむけんタイム」についても何度も一連の文春記事で記載した上で、やはり「4つの共通点」として挙げられている。

一連の文春記事のこれまでの記載内容からすれば、文春読者側としては「当然、第6弾のJ子飲み会でも『たむけんタイム』はあったはず」としか解釈できない記載内容だったと言えそうである。

つまり【霜月氏の証言と文春記事が矛盾しているか否か?】という本来の論点のままでまともに分析すると(2)の結論に読者を誘導することが不可能なので、西脇亨輔は【霜月氏の証言とJ子さんの証言が矛盾しているか否か?】という形に「こっそり論点すり替え」を行って、論点を歪曲した。

西脇亨輔は話をこっそり「J子さんの証言」だけに限定して話を変に極小化、論点を歪曲することで、週刊現代記事の読者をペテン的な手法で錯誤に導こうとした、ように見える。

 

①②の要素についてもこの記事の西脇亨輔の主張では何の反論もできていない、と言える。



■(1)についても考察

続いて上記週刊現代記事の(1)について。これは前述の橋下徹弁護士の主張の方が概ね正しいと思われる。

一部に勘違いしている人達も散見されるが、今回の松本と文春の訴訟の争点は、あくまで「名誉毀損」である。


文春報道「客観証拠なし」と主張 松本さん側、名誉毀損訴訟


>松本さん側が「客観的証拠は存在しない」と訴状で主張している
>訴状では、記事は「一方的な供述だけを取り上げた極めてずさんな取材活動に基づく」としている

 


この訴訟の主要な論点は

【文春記事を裏付ける客観的証拠が存在するか否か?】
【文春が両者に対する公平且つ十分な取材活動を行っていたのか否か?】

の2点である。

そして前者については冒頭の【B】で取り上げたように、既に文春側が白旗を上げている。「客観的な証拠はない」と文芸春秋総局長が自ら既に公式に明言している。


刑事訴訟において名誉毀損罪が不成立となる要件は「公共性」「公益目的」「真実性」の3つ。
3つをすべて証明できれば名誉毀損罪が成立しない。

今回は民事ではあるが、民事においても上記3要件が重視される点はほぼ同様である。

そして文春側は本件で客観的な証拠はない=「真実性」を証明できない以上、文春側は「真実相当性」を主張するしかない訳で。

この「真実相当性」というのが、まさに前述の

【文春が両者に対する公平且つ十分な取材活動を行っていたのか否か?】

である。

翔子「それを司法がどのように判断するのでしょうか?」



■例を挙げて考える

例を挙げて考えると。ある自称被害女性(Gさん)が6人の男性(A君~F君)を「強姦(強制性交)」の容疑で訴えて個別に損害賠償を求める訴訟を起こしたと仮定する。

この6つの訴訟はそれぞれ別の訴訟であり、内容は同じような話ではあるが強姦事件自体も場所や日時が完全に別だった、しかしほぼ同時期(全て同じ年)の被害の主張と仮定する。

ここで仮に、「E君やF君についてのGさんの訴訟では、E君やF君には完全なアリバイがあり、この訴えはGさんの作り話による金銭目的での悪質な詐欺的訴訟(冤罪事件)だった」と判明したとして。

その他4名(A君~D君)については「強姦があった」とする客観的証拠も「強姦がなかった」とする客観的証拠も一切存在しないと仮定するとして。

A君~D君の訴訟ではどうやって司法判断を下すのか?

双方の主張が信用できるか? 矛盾がないか? 等を元にした「心証形成」で司法判断が下される訳だ。

そこで「E君やF君についての訴訟でGさんが悪質な嘘をついていた。金銭目的のでっちあげによる冤罪の訴訟だった」という事実が既に判明していて裁判官もその情報を知っていたとして、その点はA君~D君の訴訟でどれくらい影響を及ぼすのだろうか?


果たして「E君やF君についての訴訟がGさんの悪質なでっちあげ冤罪訴訟だったとしても、A君~D君とは別の事件の話なので、A君~D君の裁判を左右する可能性は低い!(キリッ」という流れになるだろうか?

真琴「普通に考えれば、なるわけないじゃん」

ワイもそう思う。

無論、もし「客観的証拠」があるなら話は別。「A君が性加害をした確かな客観的証拠がある」なら、E君やF君の件がでっち上げだろうが何だろうが「A君の件の訴訟には関係ない」とは言える。

しかし「客観的証拠」が一切ない訴訟では、結局「双方の主張が信用できるのか否か?」が重要な訳で、「Gさんの証言が信用できるのか否か?」を判断する上では、Gさんが原告のほぼ同様且つ同時期の別の事件である「E君やF君についての強姦訴訟の真相」も(情報が伝わっているなら)参考としてかなり重視されるのは当然。というかそういう情報から総合的に判断する以外、他に判断のしようがない訳で。

このケースで言えば「Gさんは嘘をついて金銭目的のでっち上げ訴訟を行う常習犯なので、同じ手口のA君~D君の件についてもでっち上げの可能性は高く証言は信用できない」などと判断されるのは論理的な判決だろう。情報が伝わってるのに「別の事件だからほとんど関係しない(キリッ」なんて馬鹿な話には普通ならないのではないか。




話を戻して今回の文春との訴訟についても。

松本が文春を訴えたのは(今のところ)「第1弾記事」の部分のみであり、霜月さんが参加していた「第6弾記事」の「J子飲み会」とは別の飲み会である。そこまではいいとして。

文春側に客観的な証拠が何もない以上、このままなら当訴訟で「真実相当性」が主要争点になるのは明白であり。

つまりこの訴訟で問われるのは【文春が(一連の)松本糾弾記事の中でどれだけ誠実に取材を尽くし、正確な記事を書いたか? 記事には事実に反する不正確な記載や虚偽の内容が含まれていなかったか?】という部分である。

そして文春の今回の「松本糾弾第1弾~第7弾記事」等が「一連の記事」であるのは自明である。

たとえば「第7弾記事」では「第1弾~第6弾記事」で取り上げた複数の飲み会を通じて浮き彫りになった、と称する「4つの共通点」を文春がまとめて記事として書いている。

もし「第1弾と第6弾の記事は全く別物のバラバラの記事であり内容はほとんど無関係!」みたいな話であれば、文春の記事の体裁はこんな形には絶対にならない訳で。

 

その「一連の記事」の中で「実は文春の一連の松本糾弾記事には事実に反する不正確な記載や虚偽の内容が幾つも含まれていた」ということにもしなれば。

【文春が一連の文春記事の中で公平且つ誠実且つ十分な取材活動を尽くしていたとは言えない】と見做され、文春側の主張する真実相当性が本訴訟で否定される→文春敗訴、の流れになる可能性は十分にあるのではないか。

何より事実として、性加害やセクハラ関連の名誉毀損の訴訟では、文春はかなりの数の敗訴もしている訳で。

パッと思いつくだけでも、東国原英夫、木下博勝、「霜降り明星」のせいや、などの件で文春は敗訴している(まだ最終判決の確定まではしてない?件も含むが)。

文春のこの手の取材は「実はかなりいいかげんで杜撰」なケースも多い、ということの証左ではないだろうか。

霜月氏の証言は、「もしそれが真実であるならば」且つ「松本側が文春側の真実相当性を突き崩す根拠として証人としてもし訴訟に呼べるならば」、訴訟を左右する「かなり重要な証言」になる可能性は十分ある、とワイは考える。



■結論

以前から言っている通り、ワイは松本に対する一部週刊誌の性加害疑惑報道については「まだ真相不明」というスタンスであり、第三者が「松本はクロだ!」とか「松本はシロだ!」みたいな迂闊な断定的な主張をするのはまだ控えるべきだ、と考えている。

上記でリンクを貼った西脇亨輔の週刊現代記事では、西脇亨輔は今回の霜月るな氏の証言等に盛り上がる人達?に対して「みんな、冷静になろう(キリッ」などと言っているようだが、西脇亨輔はそれを言うべき相手とタイミングを完全にはき違えているのではないか? としか思えない。


松本にはまだ有罪判決も出ていないし、民事訴訟結果も一つも出ていないし、「松本が不当な性的暴行をした」という客観的証拠も何一つ存在しない(それは文春も認めている事実)。


である以上、「これまでの時点で松本をクロだと思い込みだけで決めつけて糾弾する人達(松本猛バッシング派?)」こそが、「また酷い冤罪事件を起こしかねない」「最も冷静にならなければいけない(頭を冷やすべき)人達」の筆頭格なのは、客観的に見れば自明である。

そしてそうした浅慮?な連中はネット上にも山程存在した訳で。

しかしこれまでの数々の冤罪事件や草津町問題などから何一つ学ばない?彼ら(松本猛バッシング派)に対して、西脇亨輔が「みんな、冷静になろう(キリッ」と自制を呼びかけた形跡はこれまで特に見当たらない。

翔子「本来は、まず彼らに対してこそ最優先で『冷静な判断』を呼びかけるべきなのは明らかでは?」

更に、この証言以降、霜月るな氏に対して松本攻撃派側から猛烈なバッシング・誹謗中傷が来ていることも明らかになっている。酷い話である。

霜月るな、松本人志との飲み会めぐる投稿で誹謗中傷「ひどい言葉も大量にきてます」

 

 

なのに、文春側や松本攻撃側の形勢が急速に悪くなってきたこのタイミングでだけ、西脇亨輔は慌てて急に、しかも何故か松本擁護派に対してだけ「みんな、冷静になろう(キリッ」とか…

 

 

客観的な優先度から見れば、この西脇亨輔の呼びかけ?は対象もタイミングもあまりにもズレ過ぎている。

真琴「底が浅いというか彼の本性や意図は丸見え、という感じですね」

ま、西脇亨輔は「元テレビ朝日」でありマスコミ擁護側の人間なので、この類の「マスコミ大政翼賛記事」が限界なのかもしれんな。