育成考察で最後に残ったポジションはゲスト。

尚、GジェネFで「ゲスト」という単語は以下2つの意味で使われる。

①戦艦のブリッジクルーのポジションの一つとしての「ゲスト」
②プレイヤーのオリキャラ軍団とは別の「ゲスト軍」(プレイヤーが編成ができない、

 面毎に固定配置の1話限りの味方軍団)としての「ゲスト」

本項では①の「ブリッジクルーとしてのゲスト」について考察する。


■■ゲスト候補
ゲストに必要なのは魅力値(グループレベルに大きく影響)。以上。

他は何も要らない。NTLが適性として全く必要ないポジションの一つ。

他ポジションと大きく異なるのが、「ゲストだけは階級ボーナスを一切得られない」という特性。
魅力値は一切成長で伸びない、キャラ毎に完全固定の不動の値。
故に「ゲストで育てないと一流のゲストになれない」という要素は皆無。この点が他ポジション

との根本的な違い。オリキャラをゲスト配置で育成して階級を上げるのは、「総合的に

高パラメータの強キャラ育成」の観点から考えると「損」、という側面がある訳。

「そのキャラをゲスト以外で一切使う気がない」ならそれでも無問題とは言えるが。
そのへんを踏まえて考察してみる。

 


■エターナ・フレイル:CV井上喜久子

エターナ・フレイル

射50、格9、避12、NTL3、指5、魅15、通6、操3、整3:EXP300、MP290、普通

Fで初参戦、その後暫くリストラされているが魂で復活して最近はすっかりGジェネ常連に

定着したキャラ。魅力値がトップクラスで初登場時からCV付き、等厚遇されている部類

だろう。「松本零士キャラっぽい容姿」という点ではFの頃が最もその傾向が強い。

エターナの最大の特徴は、魅力値が最高の15であるという点。オリキャラ全64名の中で

魅力値15はエリスとエターナのたった2名しかいない貴重な人材。故にゲストとしては

最初から超一流。倉庫行きになることはまずないキャラの一人。

戦闘系能力は初期値が最底辺で、NTだがNTLも低い。育ててもなかなか強くならず、

パイロットとして育てるのも苦労する方。
ただし成長パターンが特殊で、射撃値は少佐Cの段階でも素では10しかないのだが、最終盤

に急成長し大佐Aの段階では素で50という超晩成型。階級ボーナスをパイロットに全投入

すると最終的な射撃値は58、という全キャラ中トップの水準まで成長する。

何かに目覚めてしまったのか、もはやこれは「イヤボーン」状態。

ただし格闘と回避は最後まで底辺クラスであり、NTLも3で打ち止めなので、総合的な

パイロット適性は最終的にもそう高い方ではない。
魅力値においてトップ双璧を成すエリスが「パイロットとしても最強格なので前線に出したい」

という事情もあり、「魅力値トップ級のゲストが欲しい」という需要に応えるのは最優先で

エターナの役割になる。指揮値も低く他のブリッジクルー能力も低いので、実力で選べば

エターナの最終的なポジションはゲスト専任の可能性が濃厚。

序盤で加入した場合、取り敢えずはパイロットで使って、パイロット要員が余り出したらゲスト

に回す、という運用でもいいだろう。尚、ゲスト配置で階級を上げても階級ボーナスは

得られないので、もし「全オリキャラでベストの育成を」という点にこだわるなら、大佐までは

階級上昇時はパイロット配置で階級ボーナスを得て、大佐になってからゲスト専任、

というのが一つの最適解と思われる(やや面倒だが)。

余談として、Gジェネキャラに年齢設定はないはずだが、彼女の場合は中の人ネタで、

「エターナさん じゅうななさい」というのがネット民の共通認識となっている。

FIF環境ではパイロットとしては厳しい能力。元々エース級ではなくNTLも3までなので、

普通はゲスト以外での出番はない。ゲストとしては貴重な魅力値15で依然として貢献度大。

ただしゲスト配置ではカットインが見れないので、「お仕置きしてあげます」等のカットイン

台詞が聞くたくてFIF環境でも最前線で使い続ける紳士は結構いる模様。


■シャロン・キャンベル:CV松井菜桜子

シャロン・キャンベル

射24、格28、避19、NTL(3)、指8、魅13、通4、操3、整3:EXP330、MP310、激情

ガルンと同様、F(とFIF)のみ参戦のキャラだがCVはついている。キャンベルという姓はミーア・キャンベルと同姓だが関係は不明(そもそもF時点ではSEEDすら未放映だが)。

自軍に加入してきてまず誰もが思うのは「…髪型凄い…」だろう。カットインの絵を見ると

髪でオールレンジ攻撃していそう。もはや「頭がラフレシア」状態。

しかも脳波コントロールできる(嘘)。これで魅力値が13もあるのが凄い。

戦闘系能力は数値上はわりと高めになるが、強化人間化してもNTLは3まで。このせいで

最終的なパイロット適性は平凡。同じ魅力値13のノーランあたりと比べてもNTL込みの実質

戦闘力は劣る。指揮値はそこそこ高めだがゲスト以外のブリッジクルー能力は壊滅的。

序盤で加入した場合、エターナと同様に取り敢えずはパイロットで使ってもいいが、最終的

にはゲストくらいしか席がないような。魅力値13というのは「もっと魅力値の高いキャラ」が

他に数人はいる水準であり、そこそこ戦闘力を有する部類でもあるので、キャラ愛があるなら

パイロット起用し続けるのもそう悪くはない。

 

シャロンカット

「フハハハ怖かろう…」


Gジェネガールズにはこの手の「やたら上から目線の高飛車系女性」は多数いる

が、カットイン時のインパクトにおいて女王様キャラの頂点に立つキャラの一人ではあろう。

FIF環境ではパイロットとしては厳しい能力。元々エース級ではなくNTLも3までなので、

やはり普通はゲスト以外での出番はない。


■ゼノン・ティーゲル:CV無し

ゼノン・ティーゲル

ゼノンについては艦長候補として既に考察済。魅力値14でNTL3、最終的な戦闘力は

2軍落ち級なので、ゲスト候補として有力。


■ギギ・アンダルシア:CV林原めぐみ

…これ、原作キャラじゃね?

その通り。いわゆるオリキャラではなく、ギギはGジェネFでは毎回レンタルしないと使えない

原作キャラである。なのにオリキャラ軍団編成でのオススメキャラなのか?

YES。その理由は、ゲストというポジションの特性にある。

ゲスト以外のポジションでは、配置に応じた階級ボーナスを得られる。故に育成途中では

階級ボーナスを意識してオリキャラを配置するのがセオリーとなる。

階級ボーナスについては以下を参照。

オリキャラの育成考察 その1 艦長編
https://ameblo.jp/zeromeba/entry-12590664269.html


たとえばメカニック。適性抜群のダイス・ロックリーですら、伍長時代の初期値では整備能力

は8しかない。当面の戦闘での有利を考えれば、ドクターJやレイン(共に整備能力15)など

の原作キャラをレンタルして使った方が能力的には遥かに優秀。

しかし「目先の戦闘」だけを見てレンタルキャラばかり使っていると、オリキャラのメカニック

候補がいつまでも育たない、という事象に陥る。メカニックに配置して育成し続ければ

オリキャラの整備能力が通常より高く成長するので、「育成を考えればオリキャラを起用

すべし」というのが運用のセオリー。
メカニックに限らず大抵のポジションでは、レンタルキャラは「人材不足等やむを得ない

状況での一時的な利用」に留め、最強オリキャラ軍団育成の為には育成中は(能力が低く

とも)オリキャラ優先起用が望ましい。

しかしゲストというポジションだけは例外。ゲストに配置して育成し続けても階級ボーナスは

得られず、魅力値は一切成長しないパラメータ。故に「総合的に高パラメータの強キャラ育成」

を考えるならば、「最終的にはゲストでの運用が主と想定されるオリキャラ」であっても、

育成中は階級ボーナスを得られるパイロット等他ポジションでパラを育成し、大佐になって

からゲストに回す方がベター、とすら言える。
運用のセオリーが他のポジションとはほぼ真逆になるということ。

とはいえ、ゲストの魅力値はグループレベルに大きく影響し、「ゲスト未配置」ではグループ

レベル最高を得るのは困難。グループレベルが低いとシナリオ攻略や戦闘でも不利になる。

ギギ修正
「だったらゲストだけは当面原作キャラをレンタルすればいいじゃない」という戦略的運用が、

実際かなり有効なのである。

ただしこれには「原作キャラをレンタルするには毎回費用が発生する」というデメリットがある。
例えばシャア(CCA)は魅力値15でゲストとしても最高だが、レンタル費用は10300。

1話毎に毎回この費用が掛かるのは無視できない出費。
故に「レンタル費用」と「能力」のコストパフォーマンス(費用対効果)が重要なポイント。

そしてこの「レンタルコスパ」という観点でゲスト用原作キャラとしてNo.1なのがこの

ギギ・アンダルシア。ギギのレンタル費用は僅か2300。シャアの1/4以下という破格の安値

でありながら、魅力値は最高の15。抜群のコスパと言える。

このコスパの良さなら、序盤の人手不足時等において、毎回キャピタルを消費してでもギギ

をレンタルする価値は十分見い出せる。序盤だけでなく、エターナやゼノン等の他ポジション

での育成が終わるまで、長期に渡り「ギギが主力ゲスト」という運用も十分にアリと考える。

尚、ギギは「閃光のハサウェイ」での原作キャラであり、彼女がレンタルリストに載るのは

閃ハサシナリオ(全3話)をクリア後となる。難易度は高くないシナリオなので、ギギ(orΞ)

目当てで早めにこのシナリオを選ぶのも悪くない選択だろう。映画化(CVはGジェネFとは

異なる)も決まっており、今(2020年)が旬の原作でもある。


ゲスト向き原作キャラの次点としては、ディアナ・ソレルがレンタル費用3650で魅力値15の

オススメキャラ、ということに一応はなりそう。だだ、彼女は「∀の原作キャラ」という点が

ネック。彼女の登用はブラックな歴史コードを把握しているプレイヤーでないと

なかなか難しい…