■戦艦のブリッジクルーのオペレータ(通信士)に必要な能力は何か?
 

ユリウス02

ドライバーの検証で意外な結果が得られたこともあり、ついでにオペレータの検証も

念の為に実施してみた。検証条件は以下とする。
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シナリオ:逆襲のシャア2話(オープニング戦闘後のオペレーションルームでセーブし、
直後の本編戦闘で検証)
戦艦:スクイード
艦長:レンタル兵(NT)
ゲスト:ギギ・アンダルシア(レンタル)
オペレータは以下のように適宜変更
その他のブリッジクルーは配置なし
艦載機:なし
本編戦闘開始したら1T目に自軍本距離から上記スクイードを出撃させ北に全力移動して

フェイズ終了。そのTの裏で敵の攻撃を受けた際の反撃の射撃命中率で検証。

艦長のテンションは普通状態のみでの検証。

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ここまで共通(グループレベル7)として、オペレータに配置する人材を変えてみて、

戦艦の攻撃の命中率の変化を検証

 

①オペレータ配置なし(無人)
:クェスへの連装ミサ→36%、レズンへの対空レーザー砲→83%

 一般兵ギラ・ドーガへの連装ミサ→62%

②レンタル兵(曹長):射撃値9、通信能力2、NTL0:
:クェスへの連装ミサ→34%、レズンへの対空レーザー砲→81%

 一般兵ギラ・ドーガへの連装ミサ→60%

③メリーベル・ガジット(レンタル):射撃値18、通信能力2、NTL0:
:クェスへの連装ミサ→34%、レズンへの対空レーザー砲→81%

 一般兵ギラ・ドーガへの連装ミサ→60%

④ニール・ザム(加入直後):射撃値13、通信能力2、NTL0:
:クェスへの連装ミサ→34%、レズンへの対空レーザー砲→81%

 一般兵ギラ・ドーガへの連装ミサ→60%

⑤ニール・ザム(FIFでカスタマイズ):射撃値13、通信能力15、NTL0:
:クェスへの連装ミサ→44%、レズンへの対空レーザー砲→90%

 一般兵ギラ・ドーガへの連装ミサ→68%

⑥ニール・ザム(NT):射撃値13、通信能力15、NTL2
:クェスへの連装ミサ→49%、レズンへの対空レーザー砲→94%

 一般兵ギラ・ドーガへの連装ミサ→72%

⑦ニール・ザム(FIFでカスタマイズ):射撃値99、通信能力15、NTL0
:クェスへの連装ミサ→44%、レズンへの対空レーザー砲→90%

 一般兵ギラ・ドーガへの連装ミサ→68%

⑧ニール・ザム(NT):射撃値99、通信能力15、NTL5
:クェスへの連装ミサ→57%、レズンへの対空レーザー砲→100%

 一般兵ギラ・ドーガへの連装ミサ→79%

⑨ケイ・ニムロッド(NT):射撃値99、通信能力15、NTL8
:クェスへの連装ミサ→65%、レズンへの対空レーザー砲→100%

 一般兵ギラ・ドーガへの連装ミサ→86%

【検証結果】
・オペレータの通信能力が2程度に低い場合、配置無しの方が戦艦の射撃の命中率は

 向上した。
・他の条件が同じなら、オペレータの通信能力が2→15に上がると、戦艦の射撃の命中率は

 8~10%向上した。
・他の条件が同じなら、オペレータのNTLが0→2に上がると、戦艦の射撃の命中率は

 4~5%向上した。
・他の条件が同じなら、ドライバーのNTLが0→5に上がると、戦艦の射撃の命中率は

 11~13%向上した。
・他の条件が同じなら、ドライバーのNTLが0→8に上がると、戦艦の射撃の命中率は

 18~21%向上した。

【結論】
・オペレータの通信能力が上昇すると、戦艦の射撃の命中率が「通信能力の差*0.692」%

 程度向上する。
・オペレータの通信能力が上昇することによる(ドライバーの操舵能力のような)デメリット

 は現状散見されない。
・オペレータのNTLにより、戦艦の射撃の命中率が「NTL*2.438」%程度向上する。
・オペレータの射撃値がいくら上昇しても(99まで上げても)、戦艦の射撃命中率の向上は

 特に見られなかった。

 

 

【総評】
オペレータはほぼ想定どおりの検証結果。オペレータに必要なのはNTLと通信能力のみ

で、射撃値は無関係。
ドライバーのように「ドライバーの操舵能力を上げれば上げるほど、敵の格闘攻撃に対する

戦艦の回避性能はむしろ低下する」というような不自然な結果はオペレータでは出てない。

尚、「戦艦の格闘武器」のような物があってそれに別の計算式を用いているならば

この限りではないが、大半の戦艦には射撃武器とMAP兵器しかないはずで、

基本的には「オペレータには通信能力は重要、高い方がいい」と言えそう。

 

本作では開発の為に、オリキャラ軍の強くないユニットに経験値稼ぎをさせるケースも

多いだろうが、そうしたユニットは「リーダーの所に配置して、戦艦の援護射撃を活用」が

肝になりがちなので、戦艦の命中率は意外に重要となる。

①~④の検証ケースと⑨(通信能力15&NTL8)の検証ケースで命中率に有意な差がある

ので、軽視できない。無論、艦長の射撃値やNTLも影響大だが。

 

尚、ドライバーもそうだが、オペレータの通信能力が5未満くらいでNTL0の場合、

「オペレータ配置なし」の方が戦艦の命中率は上がる模様。

「低能力の人材はむしろグループの足を引っ張るので、いない方がマシ」という、

ある意味?リアルな仕様か。世知辛い世の中だ…

 

しかし本作には「階級ボーナス」がある(階級上昇時の配置によりキャラのパラメータ成長

が変化し、オペレータに配置した状態で階級上昇するとそのキャラの通信能力が上がる)

ので、将来のオペレータ候補は通信能力が5未満の状態(低階級)でも「育成の為」に

オペレータに配置するケースはあるだろう。

ニュータイプのオペレータなら、育成中でもグループに貢献しやすいとは言える。