2022年12月、明るい声で挨拶してくれた梨田さん(仮名w)、
彼女も膠原病の一種に罹患しており、難病仲間です
前回の投稿前に、エピソードについての書き込みを許可してくれました
彼女はその時より一ヶ月近く前から病気治療の為に点滴を毎日続けていて
一日三回の食事が配られてくる度、思うように食事が摂れない彼女に対して
なんとなく申し訳ない気持ちでした。
が、彼女が言うには、
「私は思うように食べられないけれど、他の人が食べているのを見るのは好き♪
YouTubeで大食いを観て楽しんでいるくらいだから、気にせずに食べて下さい」
と、カワイイ声で明るく仰る
その言葉に甘えて、隣のベッドで食事を摂る事に罪悪感は少しだけ残して消えました
それから私と彼女の話題はカーテン越しに食べ物の話題だらけ♪
私の以前の職業柄、食べ歩きやら調理やらには多少情報があったので、
レシピを披露したり、どこそこの店のナニが絶品! とか
彼女は時々メモを取り、
「普通に食べられるようになったら、食べに行ったり自分で作るーーー!」と。
食生活に制限ありの二人の美味しそうな内容ばかりの会話は
健康な人達から見ると、奇妙な光景だったのでは
現に私(自発的糖質カットの介護食トロミ付き)だけに限ると、
看護師さんの一人から
「食べるの我慢しないで、血糖値上がったらインスリン打てばいいのに」と
言われたくらいです
ある日、彼女が病室の外でスマホを操作しています。
あれ?どこかで見たような手の動き……もしかして……
と、近づいて声を掛け、確かめました。
私「もしや、ポケモンGO?」
梨田「そう、やってるのよ♪」
そう、私もずっと楽しんでいるポケモンGOを彼女も楽しんでいたのです
速攻でフレンド申請をして、無事にフレンドとなりました
私はゲーマーの使い走りみたいなものですが、彼女も似たような事をしていて
それは時間がたくさんある患者にはあるあるな話でしょうが、
意味もなく嬉しくなりました
いろんなエピソードがありますが、また次回にでも書きますね。
続きます。