高市首相が国連総会に出席するために訪れるニューヨークで、トランプに会うらしい。これをメディアは興奮気味に「日米首脳会談が行われる」と伝えている。ああ、またあの騒ぎか。

 

 現地から、記者が頬を紅潮させて様子を伝えるのだろう。何しろ日米首脳会談は日本外交最大のイベントだ。電話しただけで「電話会談」になる。「立ち話会談」という冗談みたいなものもある。

 

 そこで何が話し合われたか、正確に明かされることはない。たいてい日本の首相は事前に、「日米関係を更なる高みへ」と抱負を語り、「強固な日米関係を確認した」「世界に発信した」と述べる。なんじゃそりゃ。

 

 結局は何かお願いするだけだ。今回は中国に関してお願いするのだろう。「日本の味方をして欲しい」とか、「尖閣諸島は安保条約の適用対象と言ってほしい」とか。要は「私を見捨てないで」とお願いするのだ。その代わりに生じゃがいもを差し出す気か。

 

 ただ今回は、高市首相がどんな振る舞いをするのかという個人的関心はある。この前は抱きつき、手の甲を撫で、懇親会でバッグを手にぶら下げたまま異様にはしゃいで踊りまくった。今回はどうなることか。

 

 また徹夜で考えた決め台詞を言うのだろうか。これ以上、国の面子を潰さないことを祈るのみである。だが家父長制の申し子で、トランプ、つまり「絶大な権力を握る年上の白人男性」の前では少女に戻ってしまう高市首相のことだ。何をしでかすことやら。