↑外交をマウント取りだと思っている高市首相
昨夜、何気なくテレビを点けていたら「情報DAYSニュースキャスター」が始まった。他愛ない番組なので気にせずにいたら、集団的自衛権という言葉が飛び込んできたので、ちょっと観てみた。するとコメンテーターが台湾有事が起こる可能性が高いと説明し、集団的自衛権について真剣に考えてみようという結論になったのだ。
呆れたが、こんなくだらない番組が何を言おうが放っておこうと思った。しかし、くだらない番組だからこそ、時事問題にも国際情勢にも疎い人が観ている可能性がある。これは黙っていられないと思い、今日の午前中いっぱいかけて抗議文を書いた。忙しいのに、こんなことに時間を取られるのは不快だが放置はできない。
で、いざ送ろうとしたら、文字が多過ぎると言われたので少しずつ削り、結局半分になってしまったが、送らないよりましなので送った。全文は以下の通り。最後まで読んでもらうために、怒りを抑えて丁寧な文章にした。
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22日の放送における、集団的自衛権の説明は実にひどかったです。台湾有事なるものが起こることを前提に、話を進めていましたね。
台湾有事は本来、日本とは無関係です。強引に結びつけ、無理やり首を突っ込んでいかない限り、日本には影響ありません。仮に海上封鎖が起きて輸送に差し支えたら、迂回すればいいだけの話です。どう考えても存立危機事態にはなりません。
そもそも、存立危機事態というのは不自然な造語です。どうしても集団的自衛権を行使したい、つまり何らかの理由で武力行使をしたいために、無理やり生み出した言葉としか思えません。実質、強行採決的な決まり方でしたし。
それを当然の既定路線のように取り上げるのは、実に危ういと思います。そもそも、この番組を見ている人はこういう問題に詳しくないのですから、誘導的な伝え方は控えるべきでしょう。
それに大前提として、日本は台湾と中国の双方を侵略した過去があります。台湾問題には決して口を出してはいけません。中国をめぐる問題について、日本は過去を踏まえて慎重に考える必要があります。結論から言えば、無言を貫くべきです。アメリカが後ろ盾だからと強気になって、軽々しく物を言うなんて論外です。
日本にとって存立危機事態が成立するとすれば、それはお米を自給できず、農林水産業や酪農が維持困難になって輸入に依存し、激甚化する災害で生活の維持が困難になり、さらに経済の衰退で老朽化したインフラの整備ができなくなり、子どもが絶望して自死を図ると言ったことが原因です。
さらに言えば、アメリカのために日本が身を挺し、血を流す必要は全くありません。アメリカを特別視して依存するのもやめるべきです。周辺国を敵視するから、太平洋の向こうの軍事大国にすがることになるのです。
高市首相の台湾有事発言は、主権国家とは思えない戦後日本の歪んだ精神構造を炙り出すことになりました。これらを総合して考えれば、あんな放送内容にはならないはずです。

