人間にはいくつ怒りの頂点があるのだろうか。私はここ10年で、数えきれないほど怒りの頂点に達して、その度に、もうこれ以上の怒りはないだろうと思うのだが。すぐにまた怒りの頂点が訪れる。

 

 私は数日前、入管法「改正」に対して抑えられないほどの怒りが湧いてきて、昨夜も法務委員長を務めた某党議員に反省を促すFAXを送った。でも実は、参院で改正案が可決された直後に別のニュースに接して、また驚愕し怒りが湧いてきたのである。

 

 ご存知だろうが、政府がウクライナに火薬を供給するにあたり、「一般でも使うから軍用とは言えない」というニュースが流れてきた。そんな理屈は通らないことはわかった上で、確信犯的にそう言い張っている。そして次にニュースは淡々とこう伝えた。「日本はウクライナ復興を主導し、来年、日本で復興会議を開く」と。な、何ですって?!

 

  プッチーン!

 

 ↑私がブチギレた音。アフガン復興会議に懲りずに、ウクライナ復興会議までやるのか。アフガン復興にも日本は、アメリカに指示されたんだか忖度したんだかわからないが、多額の資金を提供した。そしてアフガンは今、あの状況である。全て無駄になった。

 

 それなのに今度はウクライナ? すでに日本はクリミア併合以来、最大の支援国になっているのに、さらに出すのか。もはや世界のATM機。そんなことより日本を復興すべきだろう。東北復興だって道半ばなのに。

 

 そもそも、そんなこと勝手に決めるんじゃない。財界もインフラ事業の受注を狙っているはず。軍需にも依存して情けない。だいたい、停戦に向けた尽力もせずに火薬なんか提供して、何が復興なんだか。ああ腹が立つ。私の人生に「平穏」の二文字はなし。