右足が棒のようになって病院に行くことにした私。遠くまで出かけるのが嫌いなので、乗り換えなしで行ける近間の病院へ。選択肢は二つ。地域密着の病院か大学病院か。

 

調べてみると地域密着の病院は、診療所が幾つか集まり合併してできた病院だとわかった。これに何となく好感を持った上、初診料が安かったことも決め手となって選んだ。

 

初診は若い女性医師だった。キビキビしていていい感じ。膝に問題があるとわかると、膝の専門医に引き継いでくれた。それが主治医になった整形外科部長。気さくで話やすい。私も明るい気落ちになって、手術を考えるようになった。

 

ATM機があるだろうと、あまり現金を持たずに入院したら、売店はヤマザキショップでATM機なし。ちなみにレストランもなし。検査などの機械も古くはないが、最新とは言えない感じ。でもまぁ、そんなものかと気にせずに入院生活を終えた。

 

で、退院してから調べてみたら、大学病院の方は設備が充実していて、アメニティスペースにタリーズカフェ、ナチュラルローソンがある。ここなら午後、気分転換でカフェにも行けたかと思ったものの。

 

冴えないレンタルパジャマにボサボサの髪じゃ、カフェにも行けなかっただろうし。ヤマザキショップでも事足りたし。何より主治医に恵まれたし、療法士も看護師も親切だったので、結果としては良かった。

 

当初、私が希望した無償の四人部屋が満室だったので、二日間差額ベッド代が発生する有償部屋にいたけれど、それを請求しないという温情会計だったしね。