特性を改善しようと努力する。それは、



自分はこんなもんじゃない、もっと素晴らしく生きれるはずだっていう気持ちが心の奥にあるからなんです。



でも、その裏側には今の自分じゃダメだっていう否定も含まれてるんです。


じゃあ、「好かれる自分」「素晴らしい自分」両方手にするにはどうすればいいのか?今日はそれを記事にしたいとおもいます。



筆者も発達障害の診断が下ったとき、随分専門書を読み漁り自分にはどんな特性があるか、調べたり、周りの人たちの会話の仕方を横で聞きながら「健常者の人たちはこういう風に会話するんだぁ・・・」って勉強もしました。



そのうち「パッと見普通だよね」って思えるまで”普通っぽく”なれたんですけど、



なんか・・・苦しいんだよね・・・・・。



普通っぽくしてる間って自分じゃなく「他の誰かを」演じているのでドンドン本来の自分から離れていくんですよ。




普通を演じてるだけなので普通になれたんじゃなく”普通っぽく”なれただけなんです。




しかも悪いことにその演技があまりに上手なため、周りは騙されてしまうんです。「ああ、普通じゃん」って。



普通に見えるのに普通に出来ないので見てる人は、



「この人は怠けてる」


「この人は私を馬鹿にしてる」


「この人は自分勝手で冷たい人だ」



って誤解を与えちゃうんですね。



だってホントの自分はそんな特性なんて気にしたくなかったし、改善なんてしたくなかったんです。
それでも生きてこれましたから。



でもある日、人に嫌われたくない、不愉快にさせたくない、そのためには”今の自分じゃダメだって思いこんじゃったんです。



そして血の滲む苦労の末ついに”普通っぽさ”を手に入れ、ある程度人から好かれるようにはなったけど、何か気持ち悪い、何か息苦しい、普通っぽくなれたはずなのに何か上手く事が運ばない。




それって,本来の自分を否定して、嫌って離れていった自分が「本来の自分」に戻りたがってる”サイン”なんです。




「何か知らないけど、突然気分が憂鬱になる」


「何か知らないけど、突然全てが嫌になる」


「何か知らないけど、急に暴力衝動に駆られる」



などなど、サインが発せられるんです。



「そりゃ、私だって自分らしさに戻りたいよ、でも今更どうしろっての?」




それは・・・・・・・・・、




したい、ほしいって思ってる裏側を受け入れることなんです。




「?」って思うでしょう?




例えばあなたは本来の自分に戻りたいとして、本来の自分に戻ることで発生するリスク




「自分勝手って思われること」



「何にも出来ない人って思われること」



「変な人って思われること」



要は、「人から嫌われたり、不愉快にさせてしまう自分」を受け入れること、そんな自分にOKを出すことなんです。



ちょっと勇気がいりますよね?・・・・・・。




「そんなもん受け入れてなんのメリットがあるんだ?」って思う方もいるでしょうが、裏側を受け入れるメリットって”欲しかったものが両方手に入るってことなんです。




自分らしく生きようとして「おかしな人」「嫌われる人」「何も出来ない人」って思われることを覚悟した時、”自分らしさも””好かれる自分”も両方手に入るんです。



自分らしく生きたい、でも人からは嫌われたくないって普通は思いますよね?で、改善する努力を積んでそこそこ好かれるようになっても今度は演じてる自分が苦しくなってどっちも手に入らなくなるんです。



何度も書いてますけど、好きになってくれる人、嫌いになって離れてく人は半々の確立で必ずいます。



そんなあなたでいい、頑張らなくてもあなたが好きって言ってくれる人がいてくれればそっちののほうがいいでしょ?




独立も同じです、会社での煩わしい人間関係から離れたい、自分らしく精神的に安定して暮らしたい、経済的に独立したいと思ったら「失敗して惨めになるリスク」「安定を手放すリスク」「人から笑われるリスク」を受け入れる必要があるんです。



これを受け入れることでお金も、自分らしさも、精神的豊かさも両方手に入るんです。




あなたが欲しいもの、なりたいものがあったとしてそのうえで避けてるものは何ですか?



もし、その”避けてるもの”を受け入れる覚悟が出来たときすぐにでも「欲しかったもの」が手に入ります、



今すぐ全身で飛び込む必要はありません。まずは”つま先”から恐る恐る入ってみてもいいんです。



そして「あれっ、大丈夫じゃね?」って思えたら改めて飛び込んでみましょう。