「あの人はアスペルガーだからOO出来ないはず・・・・」



「あの人はADHDだからOOが苦手なはず・・・・。」



「あの人はLD(学習障害)だから頭が悪いはず・・・。」




発達障害者を理解しようとして変にネットや書籍で中途半端に知識を詰め込んでいざ当事者と接しても上手くいきません。


なぜなら、同じ発達障害でも個人によって特性も程度も全然違うからです。



なので変に知識を詰め込んでも全然当事者の理解にはつながらないし、下手すると理解しようとしたつもりが「当事者差別」と取られてしまうことだってあるのです。



なぜなら、その根本には障害者だから可哀想なはず”という『大前提』があるからです。



アスペルガーでも空気を読んで周りと協調して行動出来てる人だっています。



ADHDでも片付けが得意で落ち着いて行動出来る人だっています。



LDでも有名大学を首席で卒業出来た人を筆者は知っています。



ネットや書籍で書かれてる情報というのはホントにざっくりとした概要が書かれてるだけなので今相対している当事者にそのまま通用するとは限りません。




もちろん中には情報通りの人だっています。



何が言いたいかというと発達障害者を理解したければ発達障害という”潜入感”を一回捨てて『一人の人間として接してほしいのです。』



発達障害とは”風邪”や”腹痛”といった『病気』とは違います。



前の人とは上手くいったコミュニケーションが次に会った人とも上手くいくとは限らないんです。



前の人はなんでもなく聞いてくれた会話でも次に会った人は「傷つけられた」「この人はちっともわかってくれてない」ってことにもなるんです。




なので当事者の接し方に正解はありません。



そして全ての発達障害者を理解するというのも”不可能”なんです。




発達障害者を理解するには「今接してる人を理解してくれればいいんです。」




全てに理解するのではなく「その人に特化した接し方」をしてくれれば充分理解につながります。



そして最後に大事なことなのでもう一度言います。



発達障害という”潜入感”と”可哀想な人”という前提を捨てて『一人の人間』として接してください。