今の世の中って「健常者」が多数を占めてますよね?



でも、中には「健常者っぽい当事者」もいるんです。




何でもさらっとこなせる健常者を見て「あっ、自分もこうなりたい」「こうならなくちゃ」って一念発起して
それこそ血を吐くような努力を繰り返しなんとか「健常者っぽく」なれてしまった。



そこで「健常者っぽい当事者」はこう言います。



「あなたが出来てないのは努力が足りないからだ!」




「そんなんで弱音を吐くのは心が弱いからだ!」




「親が甘やかして育てたからダメなんだ」



って精神論を押し付けます。当事者のみなさんなんとなく上記のセリフに聞き覚えありませんか?。




こういうセリフを言う人って以外にも健常者よりも「健常者っぽい当事者」が多い気がします。



だって血反吐吐くだけ頑張ったら出来てしまったんで「”努力”と”忍耐”こそが唯一無二の方法である」って思っちゃって「だからあなたも同じことしなさいね」って言いたいんだろうね。




だから”それ以外の方法”を述べると「そんなのは邪道だ!」「世の中を甘く見てる」って努力と忍耐の”地獄道”へ引っ張りこもうとするんだね、だって”それ以外の方法”で成功されちゃったら自分の今までの頑張りに唾を掛けられた気がするんだと思うんだ。




だから、



「いいとこに勤めなさい」




「勤めたら長く居続けなさい」



「なんでも言われたら”ハイ”って答えなさい」




で、それが出来ない人を捕まえては「あの人は異常だ」「脳の機能障害だ」「発達障害だ」って無駄に
病人を生産してる気がするんだよね。




「会社に勤めなければ幸せになってはいけない」って大前提を作ったのはこういう人たちなんじゃないかなって思うんだよね。



「健常者」って物事を理論的かつ効率的に対処します。なので「出来なかったらなぜ出来なかったのか?」
「今のやり方は本当に合っているか?」と”根本”から考えます。なので合わないこと、違うことにはいつまでも固執しません。



それに「健常者」って努力しないでもできちゃったんだよね。もう呼吸するくらい無意識でごく自然に。




呼吸するくらい無意識で出来てしまったことだから教えようがないんです。




なのであなたも「呼吸するくらい無意識で自然に出来ること」をすればいいんです。




努力しなきゃ出来ないことなんていつまでも続けられないですよ。




”会社に就職しなければ生きていけない”




努力して特性を改善しなければいけないって無意識で思ってる大前提を一回捨ててみましょ?




それがあるから今苦しいんですよね?



いいんですよ「会社なんかいかなくても」



いいんですよ「特性を改善なんてしなくても」



どれもこれも「会社に勤めなければ」って前提があるから「何んとかしなきゃ」って思うんですよね。


「健常者っぽい当事者」の言葉に騙されちゃだめですよ。