この前、知人から変わった「珍味」をいただいた。



鶏肉を塩漬けしてさらに発酵させたものなんだけど、これまた結構な匂いを発する食べ物なんだ。




筆者の両親はその匂いや食感が合わなくて箸をつけようとしなかったけど、僕はむしろその匂いや食感が好きで一人で平らげた。


なんか不思議だよね?一方の人にとってはその食べ物の匂いや食感は「短所」であり、受け入れがたいもので、もう一方の人にとっては「短所」であったはずの匂いや食感は「長所」であり、むしろ歓迎すべきもの。


人によって短所だと思ってたものは実は長所だったり、長所と思ってたものは実は短所として取られたり、
受け取り方は千差万別100%受け入れられるなんてものはないんだね。


珍味ってカレーやラーメンのように華やかさはないし、好き嫌いがはっきり分かれて万人受けは期待出来ない食材かもしれない。


けど珍味って”噛めば噛むほど味が出るんだ。


カレーやラーメンよりも”コアなファン”がいてくれる。


我々発達障害者も人間界において「珍味」に位置してるのかもしれないね。


あなたが持つ特性を「嫌い」っていう人もいれば「絶対あなたじゃなきゃダメ!?」って言ってくれるコアなファンだってきっといてくれる。


誰からでも好かれる人でなくたっていい、一部強烈なファンを受け持つ”珍味”でいい。

一回表面的な付き合いをしたくらいじゃ我々の本当の味はわからない。


だって我々は噛めば噛むほど味が出る存在なんだ。