苦手なことなんかしなきゃいい。
特性が目立つとこなんか行かなきゃいい。
どうしてわざわざ障害がネックになるような仕事をするんだろう?
「そうしなきゃ食ってけないから?」
食ってかなきゃいけない、そりゃ当然だね?食わなきゃ人間死んでしまうもんね。
なら何故あえて向かない仕事に就こうとする?
「じゃあ何だったら向いてるんだよ?」
「独立しちゃえば?」
「は?今の仕事も満足に出来ないのに独立なんか出来ないでしょ!?」
「いやいや、勤め先の仕事をこなす能力と独立する能力は別物なんだよね。」
会社で働く能力ってのは簡単に言えば「人の携わってる事を汲み取って自分がいかに上手く関われるか?」なんだよね。
だから正確に指示を理解し、その指示の裏の意味も察して行動しなきゃいけないんだ。
どう?我々当事者には凄いハードル高そうじゃない?
独立は「自分が出来ることだけすればいい。」
誰の意図も汲み取る必要はないんだ、自分がしようとしてることだからしなきゃいけないことだって手に取るように解る。
苦手なことは人にどんどん任せればいいんだ、例えば税金の処理なんかも税理士に任せればいい、その為に彼らは存在するんだ。
何も大借金して会社を経営しろって訳じゃない、何でもいい
絵が得意ならホームページを開設して売っていくってのもいい。
お客さんの好みのサイズに合わせてポストカードサイズからカレンダーサイズなんかにして販売していくってのもいいね。
文章作成が得意ならフリーライターって道もあるしね。
でも最初っからガンガン稼げる訳じゃない、最初は二束三文くらいの稼ぎにしかならないかもしれない。
確かに会社勤めすれば毎月まとまった金額を貰えるかもしれないけど、その為にどれだけのものを犠牲にする?
「気力?」
「自由な時間?」
「自尊心?」
「周りに特性を理解してもらう時間?」
そんなのに時間や気力を使うくらいなら自分の得意を生業にする方法を考えようよ?
私たちは「何も出来ない人間なんじゃない」
今いる場所で生きることが難しいだけなんだ。